【個人事業主編】パーソナルトレーナーが集客する方法とコツ
パーソナルトレーナーとして成功するには集客する事が欠かせません。高い技術や豊富な知識を習得していても、それを発揮するお客さんがいなければ無意味だからです。
特に個人でパーソナルトレーナー業を営む場合、自分から積極的に集客しなければ収入はなかなか上がらないでしょう。個人でも可能な集客方法を把握した上で、出来る限り実践していく必要があります。
また、効率的に集客するためにはコツを知っておく事も大切です。個人事業主のパーソナルトレーナーが集客する方法とコツをチェックしていきましょう。
この記事の目次
パーソナルトレーナーが集客する方法
パーソナルトレーナーが個人で集客する場合、選択できる手段は限られます。広告宣伝費が潤沢にあれば企業が運営するパーソナルジムのような集客方法も可能ですが、予算の面で難しい場合が大半でしょう。
そのため、費用を節約しやすい集客方法を組み合わせる事を考えましょう。個人で実行可能な方法を複数実践するだけでも、集客に繋げる事は十分に可能です。
パーソナルトレーナーが集客する方法としては、以下のようなやり方が挙げられます。
ブログやホームページで専門的な情報を紹介する
ブログやホームページでパーソナルトレーニングに関する専門的な情報を紹介する事は、集客の基本となる方法です。情報を目的にアクセスしてきた方へ、パーソナルトレーナーとしての得意分野やコンセプトを伝える事が出来ます。
また、他の集客方法と組み合わせて相乗効果を生み出しやすい特徴も持っています。ブログを無料で開設できるサービスは数多くあります。
ホームページもツールを活用すれば、個人で制作する事も十分に可能です。制作ソフトにお金を掛けられなくても、Wix・ペライチのような無料制作ツールを利用すれば問題ありません(ただし、今後拡大を狙うのであれば他社サービスを利用するのはリスクがあります)。
勉強を重ねればワードプレスを利用して本格的なホームページを作る事も出来ます。ブログやワードプレスの活用はSEO対策の面でも有効なので、アクセス数を増やす助けにもなるでしょう。
TwitterやInstagramなどのSNSで信頼感を高める
TwitterやInstagramなどのSNSを頻繁に更新して、パーソナルトレーナーとしての信頼感を高める事も有用です。基本的にSNSは無料でアカウントを作成できるため、手間さえ惜しまなければ費用をほぼ掛ける事なく運用出来ます。
投稿を見た方に拡散してもらえば、自然と宣伝効果が生まれます。また、興味を持ってコメントしてきた人に返信を送ってアピールする事も可能です。
ただし、強引に勧誘し過ぎると、逆に信頼感を落とす事になりかねないので注意してください。どんなSNSでも一定の集客効果はありますが、メインとなるユーザー層はそれぞれ異なります。
提供するパーソナルトレーニングのコンセプトに合致したユーザー層が多いと思われるSNSを重点的に運用すれば、より集客力を高められるでしょう。
YouTubeなどの動画サイトにレッスン風景を投稿する
YouTubeなどの動画サイトにレッスン風景などを投稿する事も集客法に繋がります。実際の動きをダイレクトに伝えられる方法なので、文章で書くよりもアピール力が高くなる傾向にあります。
実際のレッスンを撮影すれば、パーソナルトレーナーに依頼した際のイメージがしやすくなり、セッションを申し込むキッカケとなるでしょう。自分自身のトレーニング風景や利用客のビフォーアフターを投稿する事も可能です。
動画の撮影・編集に労力を掛ける必要はありますが、実際のセッション依頼に繋げやすい方法と言えます。
LINE公式アカウントを活用して情報を送る
LINE公式アカウントを活用すれば、登録者全員へ一度に情報を送る事が出来ます。メッセージが直接届く形式のため、見てもらいやすいメリットのある集客方法です。
能動的にアクセスする必要のあるホームページやタイミングによっては、見逃される可能性があるSNSと比べると情報が届く割合は高くなるでしょう。最初に登録してもらうと言うハードルはありますが、そこさえ超えれば優れた伝達力が期待できます。
クーポンや役立つ情報を積極的に送信してパーソナルトレーナーの価値を理解してもらえば、セッションへの勧誘へとスムーズに繋げる事が可能です。
マッチングサイトに登録して利用客を募集する
マッチングサイトに登録して利用客を募集する事も検討しておきたい集客方法です。マッチングサイトは活動場所などの情報を登録しておく事で、利用客側のユーザーからセッションの申し込みを受けられる仕組みとなっています。
予約管理や宣伝のシステムが用意されているサイトもあるため、ホームページの役割を補う手段として活用する事も可能です。ただし、月額料金が掛かるサイトや契約が成立した際に料金を支払う成果報酬型のサイトなどがあり、掛かる費用はそれぞれ異なります。
料金設定によっては、セッション価格に対して割高になる場合もあるので注意が必要です。利用できる機能や実際の集客に繋がった件数などを参考にして登録するサイトを厳選しないと、大きな負担になる事もあるでしょう。
パーソナルトレーナーが集客する際のポイント
パーソナルトレーナーが闇雲に集客活動を行ってしまうと、期待通りの成果が出ないケースが多くなるでしょう。競合相手となるパーソナルジム・パーソナルトレーナーはたくさん存在していて、その数は増え続けているからです。
個人がコツを掴んでいない状態で集客を始めてしまうと、数多の広告の中に埋没してしまう事になりかねません。しっかり注目を集めるために集客のポイントを押さえておく事が重要となります。
パーソナルトレーナーが集客する際のコツは、以下の通りです。
競合するジムについて調べて差別化出来る強みをアピール
パーソナルトレーナーが集客する際は、自分の強みを前面に出す事が大切です。数多くの選択肢の中から選んでもらうためには、選ぶ理由となる明確な強みが重要となります。
自分の得意分野をアピールする事はもちろん大切ですが、競合相手との差別化出来るかどうかのチェックも欠かせません。いくら強みとなる部分であっても、同じような強みを持つパーソナルジムが周囲に存在すると、意味が薄くなってしまうからです。
集客を実際に始める前に、活動する予定の地域で営業している競合ジムを調査しましょう。それらのパーソナルジムと重複しない強みを売りにすれば、より効率的に集客する事が出来ます。
自分が持つ知識や情報を惜しみなく提供する
自分が持つ知識や情報を惜しみなく提供する事も、集客の際に覚えておきたいコツの1つです。努力して得た知識を無料で人に教える事に、どこか勿体なさを感じる方もいるかも知れません。
「パーソナルトレーニングの現場で教えた方がセッションの価値が高まるのではないか」と考える方もいるでしょう。しかし、知識を共有したとしても、あなたのパーソナルトレーナーとしての価値が下がる訳ではありません。
むしろ役に立つ情報を教えてくれる人として、多くの見込み客に認識してもらう事が出来ます。そうして信頼感を高めた上でセッションへの勧誘を行えば、集客力は飛躍的に高まるはずです。
パーソナルトレーナーとして継続的に収入を得ていく事を考えるのであれば、短期の利益に目を惑わされて知識や情報を勿体ぶる事は非常に損な行動と言えます。
集客のターゲット層をあらかじめ想定しておく
パーソナルトレーナーが集客を行う場合、ターゲット層をあらかじめ想定しておく事も大切なポイントと言えます。ターゲット層が曖昧な状態で宣伝するよりも、ターゲット層を絞り込んだ方がより強烈にアピール出来るからです。
メッセージを伝える相手が減る事に不安を感じるかも知れませんが、実際の依頼に繋がる割合を考えればターゲット層を限定した方が効果的と言えます。「どんな目的でパーソナルトレーニングをするのか」「どれくらいの収入があるのか」など、ある程度ユーザーのペルソナを決めてから集客方法を考えましょう。
その際は強みとなる部分を活かせるターゲット層を想定する事が大切です。
まとめ
パーソナルトレーナーが個人で集客する場合、複数の方法を組み合わせる事が大切です。ブログやホームページでの情報発信は集客の基本となります。
専門業者に依頼せずに、ワードプレスなどを活用してホームページを制作する事は十分に可能です。また、SNSで信頼感を高める事も費用を掛けずに済む集客方法ですが、集客力を高めるにはユーザー層の違いを理解する必要があります。
動画サイトへの投稿はダイレクトに内容が伝わるため、文章よりもアピール力が高いと言えます。その他、LINE公式アカウントは一度登録してもらえれば、情報を伝えやすい方法と言えます。
マッチングサイトは便利な存在ですが、登録する際は費用面に注意が必要です。集客する際は競合するパーソナルジムを調査して、差別化出来る強みをアピールするようにしましょう。
知識や情報は勿体ぶらずに教える事で信頼感を高める事が出来、集客力の向上に繋がります。自分の強みと合致したターゲット層を想定して、集客する事も大切です。
この記事を書いた人
- 経歴
2012年 日本ボクシングコミッション(JBC)プロライセンス取得
ボクシング歴 17年
大手スポーツクラブにて約8年間勤務プロボクサー時代の経験と大手スポーツクラブでの経験を活かして、ダイエットの為の食事指導や筋力トレーニングの他、ボディメイク、コンディショニングなどを行う。