パーソナルトレーナーの給料は安い?一番高い業態も解説
パーソナルトレーナーとして働く上で、給料は気になる点の1つと言えます。仕事内容に魅力を感じていたとしても、満足出来る給料が貰えなければ働くモチベーションが続きにくいからです。
過去にパーソナルトレーナーとして働いた経験がない場合、どれだけの年収が得られるかいまいち分からないと言う方は多いでしょう。また、既にパーソナルトレーナーをしていて、給料を上げるためにどのような行動をすべきか悩んでいる方もいるかもしれません。
パーソナルトレーナーの給料と上げるためのポイントについてチェックしていきましょう。
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この記事の目次
パーソナルトレーナーの給料事情
パーソナルトレーナーには多様な働き方があるため、貰える給料の額も千差万別です。地域ごとの差もありますし、働くジムによっても雇用条件はそれぞれ異なります。
そのため、パーソナルトレーナーの給料はいくらと一律に言う事は難しいのです。しかし、平均的な年収や働き方ごとの給料の例についての情報を知っておいて損はありません。
良い条件のジムを見つける手助けになりますし、自分に適した働き方を選ぶ際の判断材料にもなります。パーソナルトレーナーの給料の例は、以下の通りです。
パーソナルトレーナーの平均年収
パーソナルトレーナーの平均年収は約550万円と言われています。フィットネスクラブのスタッフとして働く場合の年収は400万円程度とされているため、高めの給料を貰える事が分かるでしょう。
一見すると同じような仕事に見えますが、パーソナルトレーニングは単価が高い傾向にあるため、給料も高めに設定される事が多いのです。また、セッションの回数や物販の実績に応じて給料が上がるインセンティブが存在する事も多く、給料を上げるチャンスに恵まれています。
昇給を重ねていけば40代前半の時期には、年収600万円を超える事も珍しくありません。生涯賃金の視点から見ても、パーソナルトレーナーは一般的なサラリーマンと比べて多くの金額を受け取れます。
パーソナルトレーナーの働き方による給料の違い
パーソナルトレーナーとして働く方法は1種類だけと言う訳ではありません。ジムに雇われて働く場合でも正社員や契約社員、パートやアルバイトと言うように複数の雇用形態があります。
また、ジムと業務委託契約を結んでトレーナー業を営む選択肢もあるのです。その他、独立して自らのジムを開業する事も働き方の1つ。
当然の事ながら働き方によって貰える給料は変わってきます。それぞれの給料の金額とメリットを比較して、自分にとってベストな働き方を選ぶ必要があると言う事です。
ジムに正社員・契約社員として雇われる場合
ジムに正社員のパーソナルトレーナーとして雇われる場合、給料は月給制となる事が多いのです。月収20万円以上で募集しているジムが少なくありませんし、年に数回ボーナスが支給される点も見逃せません。
また、月給とは別にインセンティブが設定されている事も多いので、売上次第ではより多くの給料を貰う事が出来るでしょう。契約社員として雇われる場合、正社員とそれほど収入には差がない事が多いです。
ただし、月給制ではなく時給制を採用しているジムもあります。将来のキャリアを考えるなら、正社員登用制度の有無もぜひチェックしたいポイントと言えるでしょう。
ジムでパート・アルバイトとして働く場合
ジムでパート・アルバイトのパーソナルトレーナーとして働く場合、給料は時給制がベースになります。時給1000円以上で求人募集を行っているジムも多く、正社員・契約社員と同様にインセンティブで給料を増やす事も可能です。
働く時間やこなすセッション回数によっては、高収入を目指す事も出来るでしょう。パート・アルバイトのパーソナルトレーナーの魅力は週2〜3日程度から働ける点です。
そのため、空き時間を活用して副収入を得る手段としても活用出来ます。
ジムと業務委託契約を結ぶ場合
ジムにパーソナルトレーナーとして雇われるのではなく、個人事業主として業務委託契約を結ぶ働き方もあります。貰える給料の相場を見てみると、社員やアルバイト・パートと比べて時給は下がる傾向にあるようです。
その代わり、働く日を調整しやすい・複数のジムで働く事が出来るなどのメリットが存在します。パーソナルトレーナーとしての技量に自信があるなら、時給制ではなく1セッションあたりいくらと言うような完全歩合制を採用しているジムと契約する事も選択肢の1つです。
単なる業務委託契約ではなく、正社員登用制度が設けられているジムもあります。そのため、最終的に目指す働き方を考慮して契約先を決めると良いでしょう。
独立開業してジムを経営する場合
独立開業して自分自身のジムを経営する方法も、パーソナルトレーナーの働き方としては珍しい物ではありません。売上から経費を引いた利益がそのまま収入となるため、給料はジム経営の腕次第と言う働き方です。
1000万円以上の高年収を達成している事業者も少なくありませんが、経営に失敗して赤字になってしまうリスクもあります。利用客が少なくても家賃や水道光熱費を支払う必要があるため、いかに集客するかが収入アップのポイントです。
収入の安定性をある程度減らしてでも高収入を目指したい方にお勧めします。
パーソナルトレーナーが給料を上げるためのポイント
パーソナルトレーナーとして働く場合、どんな人でも同じ金額の給料を貰える訳ではありません。ジムごとに提示する条件が違いますし、トレーナーとしての技量によっても収入が変わるからです。
もし収入アップを目指すのであれば、給料を上げるためのポイントを把握しておく必要があります。闇雲に努力するよりも効率的に高年収を目指せるようになるからです。
パーソナルトレーナーが給料を上げるためのポイントとしては、以下のような事が挙げられます。
インセンティブによって給料を上げる
既に述べたようにパーソナルトレーニングジムでは、インセンティブを設定している事が多いのです。インセンティブを多く稼ぐ事は給料を上げる近道の1つと言えるでしょう。
お客さんに指名されてトレーニングを指導した場合に追加の手当を貰える、シューズやウェアなどの物販の売上の一部を貰えるなどジムによって具体的な仕組みは異なります。そのため、自信のある分野でインセンティブが稼げるジムを仕事場に選ぶと良いでしょう。
パーソナルトレーナーとしての経験が浅くインセンティブを稼ぐ自信がないなら、あえて固定給の割合が大きいジムを選ぶ事も出来ます。
資格の勉強はした方が良い?
パーソナルトレーナーに有効と言われる資格はいくつか存在します。ただ、必ずしも必要な資格ではありません。
お客様としては、知識のあるトレーナーに見てもらいたいという事もありますので、やはり資格があると有利でしょう。給料アップのために資格の勉強を行うという方もいるかもしれません。
しかしながら、資格を取得したからと言って給料が上がるというわけではありません。中には資格者は給料アップという所もあるでしょう。
ただ、ほとんどの場合で資格があるからと言って給料がアップするという事もありません。資格勉強に時間を当てる事よりもお客様に信頼されるように、トレーニング面・栄養面・サービス面の勉強をした方が良いでしょう。
転職もひとつの手段
全てのジムが同じ給料でパーソナルトレーナーを雇っている訳ではありません。提示される給料には幅がありますし、給料が同じでもインセンティブが異なる場合もあります。
また、資格に対する手当の内容や福利厚生など、比べてみると驚くほどの違いがある事も珍しくありません。そのため、給料を上げたいならより良い条件を提示してくれるジムへ移籍する事も考慮しましょう。
未経験の場合はともかく、パーソナルトレーナーとして経験を積んでいるなら移籍で収入が上がる可能性は十分に考えられます。
業務委託契約で複数のジムで働く
時給制や完全歩合制で働く場合、貰える給料は労働時間に比例します。つまり、複数のジムでパーソナルトレーナーとして働けば、それだけ収入を増やせると言う事です。
フルタイムで働いているならともかく、週2〜3日程度の勤務であればもう1つ仕事場を増やす事はそれほど難しくありません。曜日ごとに別のジムで働く、昼に加えて夜間に別のジムで働くなど方法は様々です。
負担が大きくなると言うデメリットは存在しますが、現状余裕を持って働けているのであれば大きな問題はないでしょう。
正社員やアルバイトなど、複数ジムで働く所を禁止している所もあります(情報漏洩のため)。複数のジムで働く場合には、業務委託として働く事が一番手取り早いかと思います。
ただし、業務委託のトレーナーはフリーランスとなりますので、保証面などでリスクを考えなければなりません。
サービス面を徹底する
パーソナルトレーニングは高い費用が掛かるという事もあって、お客様はサービス面をシビアに見ています。サービス面というと、トレーニング技術・栄養学の他にも見た目・コミュニケーションが挙げられます。
見た目は非常に重要です。太っているように見える人に、わざわざ指導を受けたいと思う利用客は少ないでしょう。集客力を高めて給料アップと言う成果に繋げたいなら、お客さんの目標にしてもらえるような体型を維持する事が大切です。
印象を良くするため、清潔感のある格好をする事も意識しましょう。また、パーソナルトレーニングはマンツーマンで指導を行うため、コミュニケーション能力も欠かせません。
心地良くコミュニケーションが取れるようなれば、インセンティブを稼ぐ機会も増えるはずです。
認知度を上げる
給料を上げたいなら、パーソナルトレーナーとしての知名度を上げる事も欠かせません。ジムに雇われる場合はインセンティブへ大きな影響を与えますし、独立開業する場合は売上に直結します。
SNSで配信するトレーナーが多い事はもちろん、有名な大会で優勝などの実績があると、知名度を上げる事ができます。知名度が上がる事で、「あのトレーナーに教えてもらいたい」といった方も増えるでしょう。
お客さんにとって価値のあるノウハウやトレーニングの魅力を感じてもらう動画など、頻繁に更新をする事が大切になります。
まとめ
パーソナルトレーナーの平均年収は400万円〜550万円ほどで、フィットネスクラブのスタッフより高いのです。ジムに社員として雇われる場合は月給20万円以上、アルバイト・パートの場合は時給1000円以上と言う条件が多く見られます。
業務委託契約は給料が安くなる傾向にありますが、勤務日に融通が利くなどのメリットがある働き方です。独立開業してジムを経営する場合、年収1,000万円以上も可能ですが、赤字のリスクもあります。
給料を上げたいなら、セッション回数などに応じて給料が貰えるインセンティブ制度を活用すると良いでしょう。資格を取得するなど、トレーナーとしての実力を高める事も堅実な方法です。
また、より良い条件を提示してくれるジムへ移籍する、複数のジムを掛け持ちするなどの方法でも収入を増やせます。マンツーマンで指導をするため、見た目やコミュニケーション能力も重要です。
トレーナーとしての知名度を上げる事も給料アップに役立ちます。
この記事を書いた人
- 経歴
2012年 日本ボクシングコミッション(JBC)プロライセンス取得
ボクシング歴 17年
大手スポーツクラブにて約8年間勤務プロボクサー時代の経験と大手スポーツクラブでの経験を活かして、ダイエットの為の食事指導や筋力トレーニングの他、ボディメイク、コンディショニングなどを行う。