マンションでパーソナルジムを開業する時の選び方!3つの注意点も解説
パーソナルジムを開業する際、マンションの1室から始める事も選択肢の1つです。小規模でスタート出来るため、開業に掛ける経費を抑えられるメリットがあります。
しかし、どんなマンションでパーソナルジムを開業しても成功出来ると言う訳ではありません。また、マンションでパーソナルジムを開業する場合に注意しておきたい点もいくつか存在します。
パーソナルジムを開業するマンションの選び方と、開業する際の注意点をチェックしていきましょう。
【YouTube動画で物件探しのコツを解説しています】
この記事の目次
パーソナルジムを開業するマンションの選び方
マンションでパーソナルジムを開業する場合、物件の選び方が重要となります。家賃や敷金が安いからと言う理由で安易に借りる物件を決めてしまうと、後々のトラブルの原因になりかねません。
場合によっては、事業を途中で中止しなければいけない事態に追い込まれる事もあります。長くパーソナルジムを続けていくためにも、適した環境のマンションを選びましょう。
パーソナルジムを開業するマンションの選び方のポイントは、以下の通りです。
SOHOタイプなどジムとして利用出来る物件を選ぶ
パーソナルジムを開業するマンションを探す際は、ジムとして利用出来るかどうかをまず確かめるようにしましょう。マンションのオーナーの意向や管理規約などにより、商用利用が出来ない物件も多いからです。
いくら条件が良くても居住用のマンションを借りて無理やりパーソナルジム開業してしまうと、トラブルに発展する可能性が高くなります。お勧めは、SOHOタイプなどジムとしての利用が可能な物件を選ぶ事です。
元々商用利用が想定されているので、契約後のトラブルを避けやすくなります。ただし、SOHOタイプであってもパーソナルジムは不可と言うケースもあるので、油断は禁物です。
防音性が高く騒音トラブルのリスクが少ないマンションを選ぶ
パーソナルジムをマンションで開業する場合、騒音トラブルに対する配慮が欠かせません。防音性が低い物件を選んでしまうと、同じマンションに住む方から苦情が来るリスクが高まってしまいます。
最悪の場合、立ち退きを要求される事も考えられます。防音マットなどを設置する事である程度対策は可能です。
しかし、鉄骨鉄筋コンクリートや鉄筋コンクリートなど、元々防音性が高い構造のマンションを選んだ方が良いでしょう。鉄骨や木造の物件を選んでしまうと、騒音対策に想像以上の経費が必要になる可能性があるからです。
また、角部屋や1階の部屋など、マンションの中でも周囲への影響を抑えられる場所を選ぶ事も賢い方法と言えます。
トレーニング器具の重さに対応出来るマンションを選ぶ
パーソナルジムを開業する際、重量のあるトレーニング器具を設置したいなら重さに対応出来るマンションを選ぶ必要があります。一般的なマンションは1平方メートルあたり約180kgと言う基準で設計されているため、それ以上の重量が必要な場合は注意が必要です。
敷板などで荷重を分散する方法もありますが、出来るだけ重さに耐えられるマンションを選んだ方が良いでしょう。防音性と同じく鉄骨鉄筋コンクリートや鉄筋コンクリートなどの物件を選べば、重量に関する条件もクリアしやすくなります。
マンションでパーソナルジムを開業する際の注意点
マンションでパーソナルジムを開業する場合、店舗型の物件を借りる場合とは勝手が違う部分がいくつかあります。同じ感覚でパーソナルジムを開業してしまうと、想定通りの経営が出来ない事もあるでしょう。
あらかじめマンションで開業する場合に注意すべき点について把握しておく事が大切です。注意点さえ知っておくだけでも致命的なトラブルを避けやすくなります。
マンションでパーソナルジムを開業する際の注意点は、以下の通りです。
マンションで開業する場合もアクセスの良さは重要
勝手が違う部分があると述べましたが、アクセスの良さが重要になる点はマンションで開業する場合でも変わりません。通いにくい場所にあるパーソナルジムは利用してもらいにくい物ですから、出来るだけ良い立地のマンションを選びたい所です。
パーソナルジム用のマンションを探す際は、電車やバスなどの交通機関が近くにあるか、駐車場を周辺に確保出来るかと言った点にも気を配りましょう。ただし、いくらアクセスが良くても、家賃が高いとせっかくのマンションの強みが薄れてしまう点に注意してください。
また、競合するパーソナルジムが近所にないかも重要なポイントです。
大掛かりな内装工事は自由に出来ない場合がある
マンションでパーソナルジムを開業する際、大掛かりな内装工事は自由に出来ない場合があります。内装工事を前提としたジムのデザインを想定していると、思うように実現出来ない事も出てくるでしょう。
壁や天井を加工するような内装工事を行いたいのであれば、マンションの規約を良く確認しておく必要があります。ただし、マンションで開業するパーソナルジムは簡素な内装である事が多いのです。
そのため、大掛かりな内装工事を行わなくても、利用客に違和感を与える事は少ないでしょう。
1日あたりの利用客数に限界がある
マンションでパーソナルジムを開業する場合、1日あたりの利用客数に限界がある事を意識しておきましょう。部屋のスペースに限りがあるため、1日あたりに対応出来る客数は5人程度と考えておいた方が無難です。
そのため、パーソナルジムのセッション価格を決定する際も、利用客数の上限を考慮に入れなければなりません。「利用客数に上限がある事を前提に高めの価格設定にする」あるいは逆に「利用客数が少なくても利益が出るような家賃のマンションを選ぶ」と言った具合です。
まとめ
パーソナルジムを開業するマンションは、SOHOタイプなど商業利用可能な物件を選びましょう。騒音トラブルを防止するために防音性の高さもチェックしておきたい所です。
また、重量のあるトレーニング器具を設置する場合、床が重さに耐えられるかどうかを確かめておく必要があります。マンションで開業する場合もアクセスの良さは重要なので、公共交通機関や駐車場の情報が重要です。
大掛かりな内装工事が出来ない事もあります。しかし、マンションのパーソナルジムの内装は簡素な事が多いので心配は要りません。
1日の利用客数は5人程度に限られるので、その点を踏まえてセッション価格を設定する必要があります。
この記事を書いた人
- 経歴
2012年 日本ボクシングコミッション(JBC)プロライセンス取得
ボクシング歴 17年
大手スポーツクラブにて約8年間勤務プロボクサー時代の経験と大手スポーツクラブでの経験を活かして、ダイエットの為の食事指導や筋力トレーニングの他、ボディメイク、コンディショニングなどを行う。