個人がジム経営を成功させるためのコツ5つ!要注意もまとめて説明
わざわざ会社を立ち上げなくても、個人でジムを経営する事は十分に可能です。実際、個人事業主としてジムを開業して高年収を実現している人は数多くいます。
しかし、いくら個人でジム経営が可能と言っても、何の工夫もなしに成功する事は難しいでしょう。個人ならではのジム経営のコツを習得して、実践してく必要があります。
また、法人にはない注意点も併せて把握しておけば、経営上のリスクを減らせるはずです。個人がジムを経営する際のコツと注意点をチェックしていきましょう。
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この記事の目次
個人がジムを経営する際のコツ
ジムを個人で経営する場合と法人を立ち上げて経営する場合では、いくつか異なる点が出てきます。その違いを意識せずに経営を続けていくと、本来得られるはずだった利益を失ったり、赤字の続く状況になったりするリスクが高まってしまう物です。
個人がジムを開業する事が有利に働く場面もあるので、あらかじめ経営のコツを把握しておきましょう。知ってさえいれば専門的なスキルがなくても対応出来る項目ばかりです。
個人がジムを経営する際に役立つコツとしては、以下のような事が挙げられます。
個人で経営するならパーソナルトレーニングジムがお勧め
個人で経営するなら、フィットネスクラブのような形式よりもパーソナルトレーニングジムがお勧めです。パーソナルトレーニングジムはマンツーマンで指導を行うため、広い場所がなくても運営する事が出来ます。
ジム用の物件ではなくマンションの1室から始める事も可能なので、支払う家賃や保証金を抑えられるでしょう。トレーニング器具も複数人分用意する必要がないため、初期費用を抑えやすいです。
ジム経営で資金が尽きるリスクを回避したいなら、パーソナルトレーニングジムの開業を検討してみると良いでしょう。
個人がジムを開業するために必要な届け出・手続き
個人がジムを開業するために必要となる手続きは、開業届を提出する事だけです。開業届の作成をサポートしてもらえる民間のサービスもあるので、不安を感じるのであれば利用してみるのも良いでしょう。
なお、ジム経営で利益が出た場合には確定申告をする必要が出てきますが、開業してすぐに確定申告書を提出する訳ではありません。最初は開業届の準備だけで大丈夫です。
SNSでジムだけでなくトレーナー個人の魅力も発信する
FacebookやInstagramなどを利用した集客は、ジム経営で重要な項目の1つです。しかし、ジムだけでなくトレーナー個人の魅力を発信する事も大切です。
個人が経営するジムでは、トレーナーの技量や人柄が入会率・継続率に大きな影響を与えます。そのため、ジムの設備を説明するだけでなく、お勧めのトレーニング内容を無料で公開する・鍛え上げた自分自身の姿を撮影するなど、トレーナーに興味を持ってもらえるようにSNS上で情報を発信しましょう。
NSCA-CPTやNESTA-PFTなどのパーソナルトレーナーに関わる資格を取得して、自身のスキルをアピールする事も有用です。
個人でも導入出来るクレジットカード決済を導入する
ジムを経営するにあたって、お客さんが利用出来る支払い方法の選択肢を増やす事は重要です。現金だけでなくキャッシュレスでの支払いも可能な環境を整えておくと、見込み客の数を増やす事に繋がります。
キャッシュレス決済は法人でなければ、利用出来ないと勘違いしている方もいます。しかし、個人でも導入出来るクレジットカード決済は、いくつも存在するので積極的に活用しましょう。
かつては導入に高額な費用が掛かっていたクレジットカード決済も、現在はスマホやタブレットを利用して簡単に導入出来るようになっています。また、最近話題になっているQRコード決済も手軽に導入出来て便利な決済手段です。
メルメイクでは、スクエアという決済システムを利用しています。
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個人がジム開業に必要な資金を集める方法
ジムを開業するためには、ある程度の初期資金が必要です。家賃15万円のマンションを借りる場合、敷金2か月分と家賃6か月分で120万円掛かります。
さらに、トレーニングマシンを購入する費用として100万円程度、内装工事費として20万円程度は用意しておいた方が良いでしょう。ジム経営で利益が出るまでの生活費も含めると、最低でも300万円は集めておきたい所です。
自己資金が足りない場合、カードローンなどでお金を借りる事を考えるかもしれません。しかし、個人事業主を対象とした融資であれば、もっと良い条件でお金を借りられる可能性があります。
また、日本政策金融公庫の融資制度を活用出来る場合もあるので、初期資金が不足しそうならぜひチェックしてみてください。
個人がジムを経営する際の注意点
個人がジムを経営する場合、トレーナーの人数やトレーニングマシンの数など、法人と差が現れる部分が出てきます。そのため、法人と同じ感覚で経営すると、個人事業ならではのリスクに躓き失敗してしまうかもしれません。
赤字が続いてジム経営を諦めなければならないケースも出てくるでしょう。注意しておくべき点にしっかりと対応して、可能な限りリスクを軽減する事が重要です。
個人がジムを経営する際に注意しておきたい点として、以下のような事が挙げられます。
売上を減らさないためにも自分自身の健康に注意する
個人がジムを経営する場合、オーナー自身がトレーナーを務める場合が多くなります。そのため、もしあなたが健康を損ねてしまうと、その間ジムを休業しなければなりません。
パーソナルトレーニングジムの収入はこなしたセッションの数によって決まるため、休みが増えると当然売上は減少します。安定した経営を行うためにも、まずは自分の健康を維持する事を第一にしましょう。
収入アップのために会員を増やしたくなる気持ちは分かりますが、無理のないペースで働けるように調整する事が肝心です。
信頼感を持ってもらうために指導方針を明確にする
個人がジムを経営する場合、信頼感を持ってもらう事が大切です。トレーニングマシンや設備の充実さでは、大手法人のジムにはどうしても勝てない部分が出てきます。
そのため、「この人に指導を任せたい」と思ってもらえるかが継続率アップの鍵となるでしょう。ジムのお客さんは様々な要望を出してくるので、100%完璧に対応しようとすると指導方針がぶれがちです。
指導方針がぶれてくると信頼感が失われ、退会に繋がる恐れがあります。お客さんの要望に応える事は勿論大切ですが、ある程度明確な指導方針を維持する事も忘れてはいけません。
まとめ
個人でジムを経営する場合、初期費用が抑えやすいパーソナルトレーニングジムがお勧めです。個人ならジムの開業に必要な手続きは、開業届の提出だけで済みます。
SNSを利用した集客では、ジムだけでなくトレーナー個人の魅力も積極的にアピールしましょう。スマホやタブレットを利用したクレジットカード決済は、個人でも導入する事が可能です。
初期資金が足りない場合には、個人事業主を対象とした融資や日本政策金融公庫の融資制度を活用する方法があります。健康を損ねて収入を減らす事がないよう無理のないペースで働く事が大切です。
信頼感を持ってもらうため、指導方針がぶれないように注意してください。
この記事を書いた人
- 経歴
2012年 日本ボクシングコミッション(JBC)プロライセンス取得
ボクシング歴 17年
大手スポーツクラブにて約8年間勤務プロボクサー時代の経験と大手スポーツクラブでの経験を活かし、ダイエットの為の食事指導や筋力トレーニングの他、ボディメイク、コンディショニングなどを行う。