パーソナルトレーナーの将来性は明るい?雇用形態別に解説
パーソナルトレーナーとして働く事を考えた時、将来性のある職業なのかを気にする方は多いでしょう。現状では魅力のある仕事であっても、将来に不安を感じるような状況では職業として選びにくい物です。
パーソナルトレーナーの将来性について評価するためには、フィットネス業界の動向と今後の需要について把握しておく必要があります。また、将来性を高めるために実践できる行動も覚えておいて損はないと思います。
現在はコロナの影響もあるため、特に不安に思っている方も多いと思います。「将来が不安」「こんな状況でも独立を検討している」など、メルメイク代表の栗坂がアドバイスできる所があれば、ぜひお力になりたいと思っております。
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パーソナルトレーナーに将来性はある?
パーソナルトレーナーの将来性には、パーソナルトレーニングの需要が大きく関係します。パーソナルトレーニングをする人口が増えれば、それだけパーソナルトレーナーの必要性も高まるからです。
パーソナルジムやフィットネスクラブが増加傾向にある事から分かる通り、現状では需要の高い業界と言えます。しかし、同じような状況が続くとは限らないため、将来性を考える際には今後増えてくる需要を予想する事が必要です。
パーソナルトレーナーに将来性があるのか、今後期待できる需要の点から確かめていきましょう。
健康維持のためのパーソナルトレーニング需要
現在も健康維持のためにトレーニングをする方は多いと言えます。今後もこの需要は高まっていく事が予想されます。
なぜなら、糖尿病や高血圧、メタボリックシンドロームなど健康に問題を抱える人が増えているからです。長時間のデスクワークやスマホの使用によって生じた首・肩のこりや腰の痛みへの対策としてトレーニングをする場合もあります。
最初はフィットネスクラブに通って運動するだけであっても、次の段階としてパーソナルトレーニングを始める可能性は十分に考えられるでしょう。食事指導などのスキルが役立つ場面も増えるため、健康な生活を手助けするパーソナルトレーナーには将来性があると言えます。
美容やダイエットを目的とした女性客の需要
美容やダイエットを目的とした女性ユーザーも今後の需要が望める客層です。しなやかなボディラインを作る・産後太りを解消するなど、女性をターゲットにしたパーソナルジムが登場してきている事からも需要の高さが分かるでしょう。
また、女性から人気の高い芸能人・モデルがInstagramなどのSNSでパーソナルトレーニングについて情報発信する機会が増えている事も大きいと言えるでしょう。ニーズに合致したサービスを提供できるパーソナルトレーナーにとっては、将来性のある分野です。
シニア世代のパーソナルトレーニング需要
シニア世代のパーソナルトレーニング需要も、パーソナルトレーナーに将来性がある理由の1つです。高齢化社会の進行に伴って、積極的に運動しようと考えるシニア世代の増加が予想されます。
実際シニア世代のジム会員は増える傾向にあります。また、中高年向けのパーソナルトレーニングジムを開業した事例からも需要の高さが伺えるでしょう。
パーソナルトレーニングまで手を伸ばす方は少ないのではないかと予想する方もいます。しかし、食事指導などパーソナルトレーナーに必要となるスキルが役立つ場面は増えてくるはずです。
AIがパーソナルトレーナーの将来性に与える影響
AIによるパーソナルトレーニング指導が、パーソナルトレーナーの将来性に影響を与えるのではないかと心配する方もいるでしょう。AIによる指導は海外で既に活用されている事例があり、日本でも取り入れるパーソナルジムが出てきています。
そのため、将来的にパーソナルトレーナーと言う職業がAIに取って変わられるのではないかと悲観する事も無理はありません。しかし、人とコミュニケーションを取りながら指導を受けたいと言う需要は確実にあります。
その他にも、補助を加えたりできるのも、AIではできない事です。利用者のモチベーションに合わせた指導など、AIでは替えが効きにくいサービスを提供できれば、職を失う結果は避けられると思います。
競合他社が増えている影響は?
「初期費用が安い」「固定費が掛からない」といった理由から、年々パーソナルジムの数は増えています。競合他社が増える中で、集客に関しては行いにくくなっているのは確実です。
また、コロナの影響もある現状では、集客に難航しているパーソナルジムも多いのではないでしょうか。ただ、その中でも「店舗数を伸ばしている所」「黒字のパーソナルジム」というのは存在するのは事実です。
やり方さえ間違えなければ、黒字になりやすい業種ではありますので、日々の勉強などは必須と言えます。
パーソナルトレーナーの将来性を高める方法
パーソナルトレーナーが将来性のある職業だと理解できたとしても、漫然と仕事を続けていくだけでは明るい未来は望めません。将来性があると言う事はそれだけライバルも増えると言う事ですから、数多くのパーソナルトレーナーの中に埋没しないよう努力する必要があります。
パーソナルトレーナーとしての人気を高める事はもちろん、それ以外の道に進める選択肢を増やす事も意識したい所です。パーソナルトレーナーの将来性を高める方法をチェックしていきましょう。
独自性のあるコンセプトを打ち出す
パーソナルトレーナーとして将来性を高めるためには、独自性のあるコンセプトを打ち出す事が欠かせません。誰でもターゲットになりえるコンセプトは一見すると見込み客が多そうですが、訴求力が低くなってしまいます。
上手く他のパーソナルジムとの差別化が出来ずに経営を諦めた例は少なくありません。パーソナルジムの数が増えている現状、複数の選択肢の中で目を惹く必要があると言う事です。
そのため、ターゲット層やトレーニング内容などの面で特徴的なコンセプトを持つ事が重要となります。
トレーナー以外の資格を取得して活躍の幅を広げる
パーソナルトレーナー以外の資格を取得して活躍の幅を広げる事も、将来性を高める事に役立ちます。例えば、柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師と言った国家資格を取得する事で、プロのアスリート専属のトレーナーを目指すと言う方向性が考えられるでしょう。
また、介護福祉に関する知識や技術を身に付ける事で、パーソナルジムだけでなく様々な施設で指導すると言う方向性も考えられます。パーソナルトレーナーを辞めた場合に別の分野で将来性のある仕事に就くチャンスが広がる事も、トレーナー以外の資格を取得するメリットです。
ただし、資格自体は必ず必須のものでもありません。そこに時間を掛けるよりも、マーケティングなどに時間を掛けるというのも良い選択になりえます。
パーソナルトレーナーを育成する講師役を目指す
十分な実績を残した後であれば、パーソナルトレーナーを育成する講師役を目指す事も出来ます。自分の持つ知識や技術を伝える事でフィットネス業界に貢献すると言う方法です。
パーソナルトレーナーは年齢制限のない職業ですが、体力的な問題からセッションの数をこなせなくなる可能性が考えられます。しかし、講師役をする事が出来れば、セッション数減少に伴う収入ダウンをカバー出来るでしょう。
パーソナルジムで後輩や新入社員を指導するだけでなく、人材育成スクールの講師として就職する選択肢もあるため将来性は十分と言えます。
独立を目指す
パーソナルトレーナーとしてどこかの企業に属している場合、収入に限界値があるため心配に思う方もいるかもしれません。また、年齢的にもずっとプレーヤーとして現場に立つわけにもいきません。
そういった事も考えると、パーソナルジムを自分自身で立ち上げるというのもひとつの手段です。ただし、トレーナーのお仕事自体が好きではないという人は、別の業種の選択肢もあるという事を覚えておかなければなりません。
絶対にパーソナルトレーナーとして独立しなければならないという事もありませんので覚えておきましょう。
パーソナルトレーナーの雇用形態ごとの将来性
パーソナルトレーナーには、正社員・フリーランス・独立開業など様々な働き方があります。雇用形態によってメリット・デメリットはそれぞれ異なりますが、将来性についても同じ事が言えるでしょう。
パーソナルトレーナーの将来性について考えるのであれば、雇用形態による差異も把握しておいた方が無難です。全ての働き方で同じような将来性の捉え方をしていると、思わぬ落とし穴に嵌る事になりかねません。
パーソナルトレーナーの将来性を雇用形態ごとに見ていきましょう。
ジムで正社員として働く場合の将来性
パーソナルジムに正社員として雇われて働く場合、現状では将来性についてそれほど心配する必要はないでしょう。人手不足であるために正社員の募集を見つける事は難しくありませんし、未経験者でも研修を受けて働き始める事が出来ます。
ただし、収入に関しては程度の差はあれど成果報酬型の部分があるため、トレーナーとしての技術を磨く事は必須です。大手のパーソナルジムであれば、現役のパーソナルトレーナーから徐々に管理職や事務職へと移行していく道もあります。
ただし、収入面で満足のいかないケースになる事もあると言う事は覚えておかなければなりません。
フリーランスとして活動する場合の将来性
フリーランスのパーソナルトレーナーとして活動する場合、将来性は実力に大きく左右されます。パーソナルジムに雇用される場合と異なり、セッション価格を自由に決める事が出来るからです。
利用客から評価されるサービスを提供できれば、収入を大きく増やす事が出来ます。しかも、ジムという場所に捉われないため、比較的自由な働き方をする事も可能です。
ただし、集客が上手く出来なければ収入が不安定になり、将来性に欠ける働き方になりかねません。パーソナルトレーナーとしてスキルを高めていく努力を続けられるかどうかが重要となります。
また、年齢と共に継続してプレーヤーとして働く事は難しいと思います。どこかのタイミングでフリーランスから移行しなければならないタイミングが出てくる可能性もあります。
パーソナルジムを開業する場合の将来性
パーソナルジムを開業する場合、家賃や水道光熱費、広告宣伝費など様々な費用が掛かるため、失敗した時のリスクは高くなります。しかし、経営者として事業を拡大していく事が出来れば、収入をどんどん増やしていけるメリットがある事も事実です。
また、現役のパーソナルトレーナーとして働けなくなった場合でも、人を雇って活動を続ける事が出来ます。そのため、十分な将来性がある働き方と言えます。
ただし、開業する場合はパーソナルトレーナーとしてのスキルだけでなく、経営者としての能力も求められる点に注意してください。競合他社も増えている中で、日々進化し続ける必要があります。
パーソナルトレーナーとしての将来をお悩みの方へ
パーソナルトレーナーとしての将来が不安という方も多くいると思います。その中で独立検討している方も少なくはないのでしょうか。
ただ、単純に現状が不安で独立するという甘い考えの場合は、廃業リスクも高くなってしまいます。「現状の顧客が独立したら来てくれる」というのも、非常にリスキーです。
「現状パーソナルトレーナーとして不安がある」「独立したけど不安」という方に関しては、メルメイク代表の栗坂にご相談ください。
特に独立したいという方に関しては密な会話が出来る可能性がありますので、お気軽に下記のLINEからお問い合わせください。
この記事を書いた人
- 経歴
2012年 日本ボクシングコミッション(JBC)プロライセンス取得
ボクシング歴 17年
大手スポーツクラブにて約8年間勤務プロボクサー時代の経験と大手スポーツクラブでの経験を活かして、ダイエットの為の食事指導や筋力トレーニングの他、ボディメイク、コンディショニングなどを行う。