レンタルジムでパーソナルトレーニングを経営!5つのメリットと3つの注意点
パーソナルトレーナーとして独立する方法は、自分のジムを持つ事だけではありません。開業するための資金に不安があるのなら、レンタルジムを利用して経営を始めるという選択肢も存在します。
レンタルジムを利用する事には様々な利点がありますが、具体的なメリットについてしっかり把握している方は意外と少ないのではないでしょうか。また、どのような基準でレンタルジムを選ぶべきかも知っておいて損はありません。
レンタルジムを利用した経営のメリットと注意点についてチェックしていきましょう。
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この記事の目次
レンタルジムを利用して経営するメリット
パーソナルトレーナーとしてレンタルジムを利用するのであれば、そのメリットについて知っておく事は大きな意味を持ちます。漠然とした印象だけでジムをレンタルするよりも、なぜレンタルジムを利用すべきなのかを理解した上で利用した方が効率的に経営しやすくなるからです。
レンタルジムを借りるコストについて考える際も、得られるメリットを前提知識として持っていればより的確に判断出来るでしょう。レンタルジムを利用して経営するメリットは、以下の通りです。
そもそもレンタルジムとは何か?
「そもそもレンタルジムとは何か?」と言う疑問を抱いている方もいるでしょう。明確な定義がある訳ではありませんが、利用料を支払って一定の時間ジムをレンタル出来るサービスと考えておけば問題ありません。
ジムのオーナーが使用していない時間帯に間借りするイメージでOKです。一般的なジムではトレーナーとして契約を結ばずに指導を行う事はほぼ不可能ですし、公共施設にはトレーニング用の設備が不十分・予約が思うように取れないなどのデメリットがあります。
その点、レンタルジムでの経営なら契約上の問題はなく、ジムの設備もある程度自由に使う事が可能です。特定の時間帯だけ借りられるので、副業としてパーソナルトレーナーをしたい方にもお勧めします。
初期費用やランニングコストを抑えられる
レンタルジムを利用した経営の大きなメリットが、初期費用やランニングコストを抑えられる点です。ジムを開業する場合、賃貸物件の保証金やトレーニングマシンの購入費、内装工事を行うための費用など様々な初期費用が必要となります。
開業した後も毎月家賃や水道光熱費を支払う必要がありますし、集客のための広告宣伝費も考慮しなければなりません。さらに、会員数が十分に集まらなかった場合を想定すると、金銭的な余裕を残しておく事も求められます。
レンタルジムは登録費用なしで利用出来る場所もありますし、料金は利用する時間の長さに応じて決まるので必要以上にコストを掛ける必要がありません。そのため、資金繰りの悪化でジム経営を諦めるリスクを最小限に抑える事が出来るでしょう。
利用客の都合に合わせてトレーニング場所を変えられる
利用客の都合に合わせて、トレーニングする場所を変えられる点もレンタルジムのメリットです。レンタルジムはその都度料金を支払って利用する事になるため、特定のジムにこだわる必要がありません。
これは個別のジムと契約して経営をする場合には無い独自のメリットです。お客さんの希望を聞いた上で、より便利なレンタルジムを選ぶ事が出来ます。
InstagramなどのSNSやYoutubeなどの動画投稿サイトを使って集客する場合、様々な地域に住む人が見込み客となりえます。レンタルジムなら対応出来る範囲が広くなるので有利です。
レンタルジムを利用するトレーナー同士で情報交換が出来る
レンタルジムは複数のトレーナーが利用する場所なので、トレーナー同士で情報交換が出来ると言うメリットもあります。お勧めのレンタルジムなど経営に役立つ情報を集める事はもちろん、トレーニング内容や集客などについて相談出来る仲間も見つけられるかもしれません。
自分自身のジムを開業して独力で経営する場合、気軽に情報交換出来る場はなかなか見つけにくい物ですから、これはレンタルジムを利用する大きな利点と言えます。将来の開業を目指してパーソナルトレーナーとしての技量を上げたいと考えている方にとっても、見逃せないメリットでしょう。
登記が出来るレンタルジムも存在する
レンタルジムの中には登記を行う事が出来る所も存在します。法人登記や住所利用が可能なサービスを提供しているコワーキングスペースが増えてきていますが、レンタルジムでも同様に登記可能な場所がある訳です。
名刺やホームページなどにレンタルジムの名前や住所を掲載出来るようになるため、トレーナーとしての信用性を高められるでしょう。個人の名前だけで集客するよりも利用客の不安を軽減する効果が期待出来るため、経営の役に立つと言うメリットがあります。
レンタルジムを利用して経営する際の注意点
レンタルジムとして利用出来るジムの選択肢は年々増えてきているため、どのジムを借りるかを良く考える必要があります。レンタルジムと一口に言っても、場所やジム内の設備、利用料金に違いがあるからです。
広告などで目に付いたレンタルジムを詳しく調べずに借りると、思わぬ損をしてしまうかもしれません。レンタルジムを選ぶ際に注意しておきたポイントを把握した上で、自分の考える経営に適した場所を選ぶ努力が必要になります。
レンタルジムを利用して経営する際の注意点としては、以下のような事が挙げられます。
レンタルジムはアクセスの良い立地が重要
レンタルジムを選ぶ際にまず注意しておきたい点が、アクセスの良い立地であるかどうかです。駅から近い場所にあるなど、利用客が通いやすい場所を選ぶ事が大切になります。
駅から遠い・駐車場がないなど、レンタルジムまで来づらい場所を選んでしまうと、集客に悪影響が出る可能性が高いのです。利用客に応じてトレーニング場所が変えられると言っても、トレーナーであるあなた自身の移動を考えると対応出来る範囲には限りがあります。
少なくともメインで利用するレンタルジムは、アクセスの良い場所を選んだ方が無難です。特に遠くの場所から公共交通機関を利用して来るお客さんが多い場合、通いやすさはリピート率、ひいてはジム経営に大きな影響を与えるでしょう。
レンタルジムで使用出来る設備のラインナップ
レンタルジムで使用出来る設備のラインナップも、ぜひチェックしておきたい点です。パーソナルトレーニングでは、ダイエットや身体機能の向上など様々な目的を持ったお客さんへ指導する事になります。
多様なニーズに対応するには、トレーニング内容に適したマシン・器具を利用出来るレンタルジムでなければなりません。トレーニングマシンの選択肢が少ないジムの場合、わざわざ借りる意味が薄くなってしまいます。
トレーニングする内容ごとにレンタルジムを変更すると言う方法もありますが、お客さんに負担を掛けてしまう事は否めません。安定した経営を行うためにも、色々な設備が使用出来るレンタルジムを優先しましょう。
レンタル料が安いジムを選ぶ
レンタルジムを借りる料金の安さは当然重要なポイントです。パーソナルトレーナーとして収入アップを目指すなら、セッションを数多くの件数こなす必要があります。
1回あたりではそれほど差がないように見える料金設定であっても、月単位で確かめると明確な差になる事は珍しくありません。アクセスの良さや設備の充実振りも判断材料にする必要はありますが、可能な限りレンタル料の安いジムを選んで経営のリスクを軽減しましょう。
もしレンタル料が高いジムを利用したい場合、利便性の高さや設備の豊富さなど、セッション価格に上乗せ出来るメリットがあるかどうかを良く考えてみてください。
まとめ
レンタルジムとは、一般的に利用料を支払ってジムを借りられるサービスの事です。保証金などの初期費用、家賃などのランニングコストを抑えられるので、経営する際に資金繰りの悪化を防ぎやすいメリットがあります。
また、利用客の希望に合わせてレンタルするジムは変えられますし、同じジムを借りるトレーナー間で様々な情報を交換する事も可能です。登記が可能なレンタルジムを選べば、トレーナーとしての信用性を高める助けにもなります。
レンタルジムを選ぶ際は通いやすい立地かどうかを考えましょう。駅から近い場所を選べば、それだけお客さんが通いやすくなるからです。
様々な目的に対応したトレーニングを行うには、トレーニングマシンなどの設備がどれだけ揃っているかも重要になります。トレーナーとしての収入アップを目標にするなら、レンタル料の安さも当然無視できないポイントです。
この記事を書いた人
- 経歴
2012年 日本ボクシングコミッション(JBC)プロライセンス取得
ボクシング歴 17年
大手スポーツクラブにて約8年間勤務プロボクサー時代の経験と大手スポーツクラブでの経験を活かし、ダイエットの為の食事指導や筋力トレーニングの他、ボディメイク、コンディショニングなどを行う。