ダイエット中のハイボールは太らない?飲む際の注意点
ダイエットを成功させるためには、飲むお酒の種類にも気を遣う必要があります。食事のカロリー・糖質を制限したとしても、お酒で大量のカロリー・糖質を摂取してしまっては意味がないからです。
ダイエット向けのお酒としてハイボールを挙げる方は多いでしょう。イメージだけで何となく太りにくいお酒と考えている方もいるかもしれませんが、実はダイエットに適している理由があるのです。
その理由をしっかり理解すれば、ハイボールを積極的にダイエットへ活かす事が出来ます。ダイエット中のハイボールが太らない理由と飲む際の注意点をチェックしていきましょう。
この記事の目次
ダイエット中のハイボールが太らない理由
ハイボールは、ウイスキーを炭酸水で割ったカクテルを指す言葉です。割り材としてトニックウォーターやフレッシュジュースなどを使う場合もありますが、基本的にはウイスキーと炭酸水の組み合わせとなります。
ダイエット中のハイボールが太らない理由は、ずばりウイスキーを使っている点にあります。ウイスキーはビールやワインなどと異なり蒸留酒に分類されるお酒で、蒸留酒の持つ特徴がダイエットに適した特徴を生み出しているのです。
ハイボールが太りにくい具体的な理由としては、以下のような点が挙げられます。
低糖質・低カロリーなので太りにくい
ハイボールは低糖質・低カロリーなお酒なので、ダイエット中に飲んでも太りにくいと言えます。以下の表はウイスキーと他のお酒の100gに含まれる糖質を比較した物です。
お酒の種類 | 糖質量 |
---|---|
ウイスキー | 0g |
ビール | 3.1g |
赤ワイン | 1.5g |
日本酒(純米酒) | 3.6g |
蒸留酒であるウイスキーは糖質ゼロのお酒です。つまり、無糖の炭酸水で割ったハイボールも糖質ゼロとなります。
カロリーについても比較した表を見てみましょう。
お酒の種類 | カロリー |
---|---|
ウイスキー | 237kcal |
ビール | 40kcal |
赤ワイン | 73kcal |
日本酒(純米酒) | 103kcal |
数字だけを見ると、ウイスキーは他のお酒よりカロリーが高いように見えます。しかし、ハイボールはウイスキーを割って飲むので、実際のカロリーはこの数値よりかなり低いです。
例えば、ウイスキーと炭酸水が1:4の割合なら、ハイボールのカロリーは47.4kcalまで下がります。
参照URL:https://fooddb.mext.go.jp/
アルコール度数が高いので飲む量が少なくなる
ウイスキーはアルコール度数の高いお酒です。割ものを加えてハイボールにしたとしてもアルコール度数は十分高いので、ビールなどより少ない量で酔う事が出来るでしょう。
飲む量が少なくなれば当然それだけ摂取するカロリーも少なくなるため、ダイエット中に飲んでも太りにくいという事になります。
酔いやすさは人によって差が出てくる部分。しかし、アルコール度数の低いお酒を大量に飲むよりも適量のハイボールを楽しんだ方が無難と言えるでしょう。
焼酎を使ったウーロンハイなどもおすすめ
ハイボールの亜種として、焼酎をウーロン茶で割ったウーロンハイなどのお酒もあります。焼酎はウイスキーと同じく蒸留酒に分類されるので、低糖質・低カロリーである点も同じです。
割り材のウーロン茶もゼロカロリーで、炭水化物も100gあたり0.1gとかなり低い数値になっています。そのため、ウーロンハイはハイボールと同様にダイエットにおすすめのお酒です。
ハイボールの味に飽きてきた時の選択肢として覚えておくと良いでしょう。
参照URL:https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=16_16042_7
ダイエット中にハイボールを飲む際の注意点
ダイエット中にハイボールを飲む際は、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。太りにくい特徴を持つハイボールではありますが、飲み方を誤るとダイエットに失敗してしまう事もあるからです。
せっかくハイボールを選ぶのですから、出来るだけ太りにくい飲み方を選択しましょう。注意点と言っても複雑な内容ではなく、理解しやすい物ばかりとなっています。
一度把握してしまえば、気を付ける事はそれほど難しくないでしょう。ダイエット中にハイボールを飲む際の注意点としては、以下のような事があります。
ウイスキーを割る物のカロリー・糖質に気を付ける
ハイボールを作る際は、ウイスキーを割る物のカロリー・糖質に気を付ける必要があります。カロリー・糖質ゼロの炭酸水でウイスキーを割るのであれば、何の問題もありません。
しかし、フレッシュジュースやジンジャーエールなどを割り材として選択した場合、摂取するカロリー・糖質が増えてしまいます。
割り材の種類によっては、他のお酒より太りやすくなってしまう事もあります。そのため、ダイエット中は、出来るだけ低カロリー・低糖質の割り材を選ぶようにしましょう。
1日何杯も飲み過ぎる事は避ける
ハイボールがいくら太りにくいお酒であると言っても、1日何杯も飲み過ぎる事は厳禁です。1杯あたりのカロリーが低かったとしても、何杯も飲めば大量のカロリーを摂取する結果になってしまいます。
アルコールのカロリーは優先的に消費されるので蓄積しにくいのですが、量が多いとなると話は別です。肝臓など身体にも負担が掛かるため、健康的にダイエットを続けていきたいのであれば飲む量は控えめにしましょう。
また、アルコールによるむくみを防ぐためにも、飲み過ぎを避ける事は重要です。
一緒に楽しむおつまみの食べ過ぎにも注意
ダイエット中にハイボールを飲む際は、一緒に楽しむおつまみの食べ過ぎにも注意しましょう。ハイボールは様々なおつまみと相性が良いため、油断しているとついつい食べ過ぎてしまう物です。
アルコールには食欲を増す働きもあるため、その点でも注意が必要です。おつまみを食べる量が増えればそれだけカロリー・糖質の量も増えますから、ダイエットに失敗してしまう確率が高まります。
〆として食べるご飯やラーメンは非常に魅力的ですが、高糖質なので避けるようにしましょう。また、お酒と一緒にご飯を食べると通常よりも余計に脂肪に変わりやすいので、その辺りも注意しなければなりません。
市販のハイボールを飲む際は糖質ゼロ・少なめの物を選ぶ
味などに強いこだわりがないのであれば、糖質ゼロ・少なめの物を選ぶ事をお勧めします。糖質ゼロ・少なめのハイボールであれば、ダイエットに失敗するリスクが少なくなるからです。
市販されているハイボールの比較
以下の表は、市販されている350ml缶のハイボールに含まれるカロリー・糖質を、成分情報を元に比較した物です。
種類 | カロリー | 糖質量 |
---|---|---|
サントリー 角ハイボール缶 | 172kcal | 0g |
サントリー 角ハイボール缶〈濃いめ〉 | 182kcal | 0g |
サントリー トリス ハイボール缶 | 175kcal | 0〜3.5g |
サントリー トリス ハイボール缶〈コーラハイ〉 | 228kcal | 25.9g |
サントリー ジムビーム ハイボール缶 | 130kcal | 0〜3.5g |
タカラ 焼酎ハイボール<ドライ> | 147kcal | 0g |
コーラを割り材にしているトリスのコーラハイは糖質の量が突出して高く、ダイエット中は避けるべき商品である事が分かります。カロリーを見てみると、ジムビームが130kcalと最も低いです。
糖質は100mlあたり0.5g未満の糖質は0gと表記出来るルールのため、実際はもっと差が小さい可能性が考えられます。ただ、1日1〜2杯程度であればそこまで大きな違いにはなりません。
参照URL
https://products.suntory.co.jp/
https://www.takarashuzo.co.jp/soudan/eiyo/chuhai.html
まとめ
ハイボールは材料となるウイスキーが低カロリー・低糖質であるため、太りにくいお酒です。アルコール度数も高めなので、飲む量が少なくなるというメリットがあります。
また、ウイスキーと同じく蒸留酒である焼酎を用いたウーロンハイもダイエットに向いたお酒です。ハイボールを作る際はカロリー・糖質を抑えるため、低カロリー・低糖質の割り材を選ぶように心がけましょう。
ハイボールが太りにくいと言っても摂取するカロリーの総量や肝臓への負担を考えると、飲み過ぎは禁物です。一緒に楽しむおつまみを食べ過ぎたり、高糖質の物を選んだりする事も避けた方が良いでしょう。
市販のハイボールを購入する場合はコーラハイなどを避け、糖質ゼロ・少なめの商品を選ぶ事をお勧めします。
この記事を書いた人
- 経歴
2012年 日本ボクシングコミッション(JBC)プロライセンス取得
ボクシング歴 17年
大手スポーツクラブにて約8年間勤務プロボクサー時代の経験と大手スポーツクラブでの経験を活かし、ダイエットの為の食事指導や筋力トレーニングの他、ボディメイク、コンディショニングなどを行う。