パーソナルジム経営が失敗しそうな方は見てください【LINE相談受付可】
パーソナルジムを開業したからと言って、事業を始めた人全員が成功出来る訳ではありません。商品の在庫を抱えるなどの問題はないものの、パーソナルジム経営にも様々なリスクは付き物です。
何も知らずにジムを開業して典型的なミスに陥ってしまわないためには、パーソナルジム経営で失敗しがちな点をきちんと押さえておく事が大切となります。失敗する理由を把握した上で適切な対策を取る事が出来れば、パーソナルジム経営が失敗するリスクを減らす事も可能です。
開業前の段階で成功する確率というのは大きく変わってきますが、既に開業した後に失敗しそうという方も中にはいるかと思います。
また、開業前・開業後でも、パーソナルジム経営が上手くいかないという方は、メルメイク代表「栗坂」が現在の経験からお話できる事はお話させて頂いております。
お気軽に下記のLINEからお問い合わせください。
パーソナルジム経営が失敗する理由
パーソナルジムはトレーナー自身の指導が販売する商品となるため、仕入れにお金を掛ける必要がありません。トレーニング用の場所や器具は必要ですが、比較的初期費用や運転費用を抑えて始められる事業です。
そのため、パーソナルジム経営に失敗しにくいと言うイメージを持っている方もいるかと思います。しかし、いくら初期費用が抑えられると言っても、廃業してしまうジムを多く見ています。
開業時の準備や運営の方向性を誤ると、失敗に繋がる事が少なくありません。パーソナルジム経営が失敗する主な理由としては、以下のような項目が挙げられます。
利用客が見込めない地域で開業してしまう
賃貸に掛かる費用を抑えるため、家賃の安い地域で開業する事は一見理に適った選択に見えます。しかし、立地によってはパーソナルジム経営を失敗に導く大きな要因となる事もあるでしょう。
例えば、地域の平均所得が低い場合、十分な数の利用客が見込めない事があります。また、想定しているジムのコンセプトに合った客層が期待できなければ、満足の行く収入を得る事は難しいと思います。
敷金・礼金も含めて考えると家賃の安さは重要なポイントです。しかし、それだけを重視してしまうと、後々失敗に繋がる事もあると認識してください。
あらゆるニーズに対応しようとして指導方針がブレてしまう
利用者がパーソナルジムに通う理由は、多岐に渡ります。「ダイエットをするために減量したい」「ボディビルの大会に出場するために筋肉量を増やしたい」など、様々なニーズが考えられます。
利用者に満足してもらえるように、多彩なプログラムを用意する事を考えている方もいるかもしれません。しかし、あらゆるニーズに対応しようとすると、指導方針がブレて失敗してしまいがちです。
指導方針がブレると言う事は、そのジムならではのアピールポイントがなくなると言う事でもあります。明確な強みが打ち出せない状態が続くと、「別に他のジムでも良いか」と言う考えになってしまう物です。
指導方針のブレに伴う会員の流出によって、パーソナルジム経営が上手く行かなくなる可能性は十分に考えられます。
しっかり集客していない・集客に費用を掛け過ぎている
パーソナルジムは、飲食店や雑貨店のようにお客さんがフラッと立ち寄る事が少ない事業です。そのため、パーソナルジム経営が失敗しないためには、集客が重要となります。
しっかり集客を行っていない場合、会員数が思ったように伸びず事業が失敗してしまう可能性が高いと言えます。また、逆に集客のための費用を掛け過ぎる事もパーソナルジム経営が失敗する原因になりえます。
コストを掛けて広告を出す事には意味がありますが、宣伝効果の薄い手法を続けていると赤字が増してしまいます。費用対効果を考えた上で集客を行わなければなりません。
そもそも通いにくい
これだけ競合他社が増えている状況の中で自分の運営するパーソナルジムに来てもらうためには、必ず通いやすさというのは必要になってきます。「駅から遠い」「真っ暗な住宅街にある」といった店舗は、通い続けるのが苦痛になってきます。
駅から遠かったとしても、車社会の地域・エリアであれば駐車場を完備するといった工夫も必要になってきます。よほどトレーナーが有名・魅力がない限り、通いにくいパーソナルジムは失敗してしまう可能性は高いと言えます。
料金が安すぎる
パーソナルジムはコース料金が高いため、料金で他のジムと差別化をする事で一見顧客が増えそうな感じがします。もちろん、料金が安くても上手く経営されている方もいます。
しかし、コース料金を安く設定すると「信用度が低くなる可能性がある」「継続率が低くなる」「労働時間が増えて疲弊する」といったデメリットも挙げられます。そのため、いかに客単価を上げるために努力をするか、という事が重要になります。
パーソナルジム経営の失敗を防ぐ対策
パーソナルジム経営が失敗する理由を理解できたとしても、それだけでは不十分です。失敗を招く要因を把握した上で、回避するための対策を取らなければなりません。
ただし、対策を取ると言っても、闇雲に実践する事は避けた方が無難です。対策の中には、メリットだけでなくデメリットがある物も存在するため、状況によっては逆に失敗する可能性を高める事もありえます。
つまり、メリット・デメリットを比較して、経営するジムに適した対策を選ぶ事が重要です。パーソナルジム経営の失敗を防ぐ対策としては、以下のような物が挙げられます。
必要最低限の設備で小規模なジムから始める
パーソナルジム経営のリスクを軽減する方法として、小規模なジムから始める事は無難な選択肢と言えます。将来的に必要になる事を見越して設備を整えていくと、どうしても資金が不足してしまいがちです。
ジムを開業したばかりの段階では、集客が上手く行かない事もあります。資金繰りの悪化を防ぐために、初期の規模は出来るだけ抑えておいた方が良いでしょう。
最初は必要最低限の設備だけを用意して、会員数が増えてきてから拡張すると言う方向性をお勧めします。設備が少ないと満足してもらえず失敗するのではないかと考えるかもしれません。
しかし、自宅やマンションの1室からスタートして年収1,000万円以上を達成した例もあるので心配は無用です。また、「〇月までに〇万円の売り上げがなければ撤退する」といった撤退ラインを定めておくようにしましょう。
物件を借りずにパーソナルジムを始める選択肢もある
失敗した場合の金銭的なリスクを減らすため、物件を借りずにパーソナルジムを始めると言う選択肢もあります。マンションを借りずにその都度公共施設を利用したり、ビデオ通話などを利用したオンライン指導から始めて、パーソナルジム経営を目指すという事も可能です。
また、オンラインスクールの教材を作成して販売すると言う方向性もあります。
【メリット】
- 物件を借りる費用を節約できる
- 施設にトレーニングやダンベルがあれば器具の購入費用も節約出来る(公共施設)
- お客さんが場所に捉われずに利用出来る(オンライン指導)
- 一度作成してしまえばそれ以降は時間が掛からない(教材作成)
【デメリット】
- 公共施設によってはパーソナルトレーニングに利用できない事もある(公共施設)
- 対面して指導できないのでトレーニングの満足度は落ちやすい傾向にある(オンライン指導・教材作成)
資金繰りの面ではメリットが大きいのですが、その分トレーニング自体に不便を感じる場面も増えます。そのため、どれだけの予算でジムを開業するかがポイントとなるでしょう。
中には競合他社のプライベートジムに営業電話をして、間借りさせてもらってパーソナルトレーニングをしている人もいます。
経営上無理のない価格・入会費を設定する
パーソナルジム経営の失敗を防ぐため、経営上無理ない価格や入会費を設定する事も考えましょう。
【価格を高くするメリット】
- やる気のある利用客の割合を増やせる
- 予約数が少なくても経営が成り立つのでトレーナーの負担を減らせる
【価格を高くするデメリット】
- 費用が高くなるため顧客の負担に繋がる
- お客様のサービスに求める水準が高くなる
入会費なしでセッション価格が安いジムは集客面で有利ですが、あえてジムに通うための費用を高く設定する選択肢もあると言う事です。ただ、入会費が高過ぎると別のジムを選ばれてしまいますし、セッション価格は内容に見合った物でなければなりません。
年中無休を止めて定休日を設ける
年休無休や不定休を止めて、定休日を設ける事もパーソナルジム経営の失敗を回避するために役立つ方法です。
【メリット】
- トレーナーが定期的に身体を休める事が出来る
- 利用者がスケジュールを調整しやすい
【デメリット】
- 休日の分だけ予約の数が減る可能性がある
- ジムの状況に合わせて営業日を変更できない(不定休との比較)
- トレーナーの予定に合わせて自由に休日を調整できない(不定休との比較)
トレーナーであるあなた自身の健康を維持しやすくなる一方、毎週のセッション数が減る可能性もあります。無理のないジム経営を重視するか、収入アップを重視するかによって定休日を設定するべきかは変わってくるでしょう。
ジムのコンセプトを明確にしてターゲット層を絞る
ジムのコンセプトを明確にする事も、パーソナルジム経営の失敗を回避するために有用な対策です。「美しいヒップラインを作る」「スポーツする際の持久力を高める」「疲れにくい身体を目指す」など、パーソナルジムのコンセプトは色々と考えられます。
もしコンセプトが曖昧なままで開業してしまうと、ターゲット層を絞る事が出来ません。そして、あなたのジムならではの魅力を感じてもらいにくくなると思います。
利用者の目標と指導の方向性が合致せず、口コミで評判が下がってしまう事も考えられます。逆に、1つでも強みと呼べる部分があれば、その点を強調して集客する事が可能です。
いくら明確化しても需要のない分野では意味がないので、事前に市場調査をする必要はあります。しかし、出来るだけ詳細にコンセプトを決めてからジムを始めた方が良い結果に繋がります。
SNSなどを活用して効率的に集客する
パーソナルジム経営を安定させたいなら、SNSなどを活用して効率的に集客する事も考えましょう。手軽に始められる集客方法ではありますが、様々なメリットがあります。
【メリット】
- 無料で集客する事が出来る
- 写真や動画を活用してパーソナルジムの特徴をアピール出来る
- コメント欄などでのコミュニケーションを通じて信頼性を高められる
- ジムのホームページへ誘導する事が出来る
【デメリット】
- 頻繁にSNSを更新する必要があるので手間が掛かる
- ターゲットにする年齢層によっては新聞広告やチラシの方が向いている事もある
- SNS上での失敗が炎上に繋がるリスクがある
- 効果が出るまでに時間が掛かる
常に最新の情報に更新する必要があるため、手間は掛かります。また、年齢層が高めになる事が予想できるなら、ネット以外の媒体を活用した方が良いかも知れません。
ジム内の動線や水回りにも気を遣う
パーソナルジム経営を始める際は、ジム内の動線にも気を遣いましょう。同じ場所・同じ器具であっても、配置の仕方によってジムの使い勝手は大きく変わる物です。
たとえば、トイレやシャワールームに行く際、主要な器具の前を通るような配置だと、トレーニング中の人に迷惑が掛かってしまいます。床の耐久性なども考慮する必要はありますが、時間のロスが発生しにくい配置を考えてみてください。
また、水回りにも気を遣いましょう。節約のために水回りにあまり費用を掛けないでいると、逆に修繕費が嵩んでしまう事も多いのです。
シャワールームは必ずしも必要でない場合もあります。無しにするという選択肢もありますので、その辺りは出店する周りの環境などの調査をしてみると良いでしょう。
水回りの過度なコストダウンは失敗の元なので、きちんと専門業者に依頼しましょう。
パーソナルジムのフランチャイズに加盟する
パーソナルジム経営の失敗を回避したいなら、フランチャイズに加盟すると言う方法もあります。
【メリット】
- 開業する地域を選ぶ段階から本部にサポートしてもらえる
- 利用客への対応についてマニュアルなどから学ぶ事ができる
- フランチャイズの知名度を活用して効率的に集客できる
【デメリット】
- 加盟するためにはロイヤリティを支払わなければならない
- フランチャイズごとに特徴が異なるため、加盟先を比較検討する手間が掛かる
- 自ら絶対に行いたいコンセプトが出来なくなる可能性もある
フランチャイズに加盟するための費用と引き換えに、様々なノウハウ・サポートを得る事が可能です。得られる収入が多少低くなっても安定性を求めたいのであれば、検討する価値のある選択肢と言えます。
パーソナルジム経営について相談を受け付けています
パーソナルジム経営が失敗する理由は様々な事が挙げられます。開業前にもある程度決まってくる事はありますが、それでも開業してしまって現在困っている人もいるかと思います。
現在複数のエリアでパーソナルジムの店舗運営をしているので、色々と相談に乗れる事もあるかと思っています。
現在の店舗運営で悩んでいる方がいましたら、お気軽に下記のLINEからお問い合わせください。
この記事を書いた人
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