焼酎はダイエットにおすすめ?割り方と効果・注意点も解説
ダイエット中に、どんなお酒を飲んだら良いかという事を気にする方は多いでしょう。禁酒という手段もありますが、ただでさえストレスが溜まりがちなダイエットでお酒が楽しめないのは辛いでしょう。
また、飲み会や送別会などでお酒を断りにくい状況も出てきます。そこでダイエットに適したお酒として名前が挙がるのが焼酎です。
焼酎がダイエット向きという認識を持っていない方は結構いると思いますが、実はビールなどよりも優れた特徴を持っています。焼酎がダイエットに適したお酒である理由やお勧めの飲み方、注意すべき点についてチェックしていきましょう。
この記事の目次
焼酎がダイエット中に飲むお酒としておすすめな理由
焼酎は飲めば飲むほど痩せられる飲み物と言う訳ではありません。しかし、含まれている糖質などを他の種類のお酒と比較してみると、ダイエットに適している事は事実です。
また、継続的にダイエットを行っていく事を前提にした場合、メリットになる特徴も見られます。つまり、お酒を飲みたいと思った時の選択肢として優れているという事です。
焼酎がダイエット中に飲むお酒としておすすめな具体的な理由には、以下のような項目が挙げられます。
焼酎は蒸留酒なので糖質がゼロ
ビールやワインなどが醸造酒なのに対して、焼酎はウィスキーやウォッカと同じく蒸留酒に分類されるお酒です。蒸留酒は醸造酒を蒸留して作られます。
蒸留酒は基本的に含まれている糖質がゼロなので、糖質制限ダイエット中でも問題なく飲む事が可能です。血糖値の急激な変化が発生しないというメリットも存在します。
焼酎を飲んだ際に甘さを感じる事がありますが、これは糖質による物ではなく香りから受ける印象です。黒糖焼酎のようにいかにも炭水化物が含まれていそうなお酒であっても、焼酎であるなら糖質の心配をする必要はありません。
焼酎に含まれているカロリー
以下の表は、焼酎100g中に含まれているカロリーを他のお酒と比較した物です。
種類 | カロリー |
---|---|
甲類焼酎 | 206kcal |
乙類焼酎 | 146kcal |
日本酒(純米酒) | 103kcal |
ビール | 40kcal |
ワイン | 73kcal |
一見すると焼酎のカロリーは他のお酒より高く、ダイエットに向いていないように思えます。しかし、焼酎はアルコール度数が高いため、割り材を加えて飲むケースが多いです。
ストレートで楽しむ場合も、飲む量はそれほどを多くならないでしょう。つまり、トータルで摂取するカロリーで考えた場合、焼酎は特段カロリーの高いお酒と言う訳ではありません。
また、甲類焼酎は乙類焼酎より含まれているカロリーが高いのです。チューハイやサワーなどカロリーの高い割り材を使う事も多いため、乙類焼酎の方がダイエットにおすすめのお酒と言えます。
参照URL:https://fooddb.mext.go.jp/
芋焼酎や麦焼酎など様々な風味を楽しめる
焼酎と一口に言っても芋焼酎や麦焼酎など、原材料は多岐に渡ります。トマトやしそなどを原材料にした一風変わった焼酎もあり、様々な風味を楽しむ事が可能です。
いくらダイエットに向いていたとしても、同じ味のお酒ばかりでは飽きてしまう人もいるでしょう。そんな方でも焼酎ならマンネリを感じずに飲む事が出来ます。
原材料が異なっていたとしても焼酎のカロリーや糖質に大きな差は出ないので、どんな風味の物を選んでも問題はありません。
プリン体もゼロなので健康面でのメリットもある
焼酎にはプリン体がゼロであるメリットもあります。プリン体は通風や尿路結石の原因となる事もある厄介な物質なので、その心配をする必要がないのは嬉しいポイントです。
また、本格焼酎には血栓を防ぐ働きを持つウロキナーゼも含まれているため、血液サラサラにこだわる方にもメリットがあります。ダイエットに成功したとしても別の面で健康トラブルが生じては元も子もありません。
健康的にダイエットを続ける意味でも焼酎は選ぶべき価値のあるお酒なのです。
ダイエット中にお勧めの焼酎の飲み方
ダイエット中に焼酎を楽しむなら、飲み方にも気を付ける事をお勧めします。割り材として使う飲み物や一緒に食べるおつまみの選択によって、ダイエットの成果が大きく変わる事も少なくないからです。
せっかくダイエットに向いた特徴を持つ焼酎を飲むのですから、成果を出しやすくなる飲み方を出来る範囲で意識しましょう。そのためには、まず焼酎のダイエットに適した飲み方を把握する必要があります。
ダイエット中にお勧めの焼酎の飲み方は以下の通りです。
ダイエットに向いた焼酎の割り方はお湯割り・水割りがおすすめ
焼酎にシロップを加えたりソフトドリンクで割ったりすると、当然の事ながら糖質・カロリーは増えてしまいます。糖質ゼロの焼酎であっても、割り方によってはダイエットにおすすめしないお酒になる事もある訳です。
そのため、ダイエット中はカロリーゼロのお湯や水を割り材として選ぶと良いでしょう。お湯割りや水割りであれば、糖質ゼロの特徴をそのまま活かして楽しむ事が出来ます。
無糖のお茶や炭酸水で割っても良いでしょう。ちなみに、お湯割りや水割りをする場合、原材料の風味が豊かな乙類焼酎を選ぶ事がお勧めです。
焼酎はアルコール度数の低い物を選ぶ
焼酎はアルコール度数の低い物を選ぶ事で、摂取するカロリーを減らす事が出来ます。なぜなら、アルコール度数が高いほど、含まれているカロリーも多くなるからです。
アルコール度数に気を配って焼酎を選べば、自然と低カロリーのお酒を飲む事になります。焼酎のカロリーは優先して消費されるエンプティカロリーではありますが、飲むタイミングや同時に食べる料理によってはダイエットの失敗に繋がる要素にもなりえる物です。
そのため、出来るだけアルコール度数の低い焼酎を選びましょう。
糖質・カロリーが高いおつまみは避ける
ダイエット中に焼酎を飲む場合、糖質・カロリーが高いおつまみは避けるようにしましょう。糖質ゼロ・低カロリーの焼酎を水割り・お湯割りで飲んだとしても、おつまみの糖質・カロリーが高いと意味がありません。
少しぐらいの量なら大丈夫だと考えていても、アルコールを摂取すると食欲が増す物です。そのため、低糖質・低カロリーのおつまみを意識的に選ぶ事が重要となります。
また、健康面を考えるならプリン体についても同じように気を付けてください。
ダイエット中に焼酎を飲む際の注意点
焼酎はダイエットにおすすめのお酒ですが、ただ単に焼酎を飲むだけで良いという事ではありません。漫然と焼酎を飲み続けていると、むしろダイエットに悪影響を与えてしまう事もあります。
ビールではなく焼酎だから大丈夫と油断していると、太りやすくなる事もある訳です。そのため、ダイエット中に焼酎を飲む場合、注意点を正しく理解しておく必要があります。
一旦、理解すれば気を付ける事はそれほど難しくないはずです。ダイエット中に焼酎を飲む際は以下のような点に注意しましょう。
ダイエット効果のある成分が含まれている訳ではない
焼酎は糖質ゼロが嬉しいお酒ですが、ダイエット効果のある成分が含まれている訳ではありません。他のお酒よりも太りにくい点はメリットですが、飲むだけで減量などの成果が出るような飲み物ではないのです。
これまでビールなどを大量に飲む習慣のあった人なら、明確な成果を実感出来る場合もあるでしょう。しかし、基本的にはダイエットを補助する脇役的な存在と考えておいてください。ダイエットに成功したいなら、飲むお酒を焼酎に変えるだけでなく食生活や運動習慣などにも気を配る事が大切です。
焼酎を飲み過ぎないように気を付ける
ダイエット中に焼酎を楽しむ際は、飲み過ぎないように気を付けましょう。いくら糖質ゼロのお酒とは言え、飲む量が増えると摂取するカロリーは馬鹿になりません。
思考力が低下する事で食欲を我慢出来なくなり、おつまみをついつい食べ過ぎる可能性も考えられます。また、アルコールによる肝臓への負担も大きくなるため、健康維持の面でもデメリットが大きいのです。
ダイエット中に焼酎を飲む時は、1日1~2杯程度の量に抑える事が大切と言えます。
ダイエット中に焼酎を飲んで痩せた口コミ
実際にダイエットに焼酎を活用している人がいるのかは気になるポイントの1つです。そこで、ダイエット中に焼酎を飲んで痩せたと言う人の口コミを紹介します。
最近ビールの量減らして焼酎の量を増やしたら,やせた。
— てんてん (@__ten__ten) 2014年9月7日
飲むお酒をビールから焼酎に変えた事で痩せたと呟いている口コミです。
比較的太りやすいビールではなく、焼酎を飲む事で実感出来ている良い例と言えます。
わい、ビール辞めて焼酎しか飲まない
正月太りから2キロやせた
夜飯はサラダと鶏胸肉のみ— りよち (@riyochi) 2016年1月15日
こちらもビールを止めて焼酎を飲むようにした方の口コミです。食事も糖質の低い物を選んでいるので、結果がしっかりとした数字として現れています。
焼酎ダイエットのハッシュタグの付いた投稿です。おつまみを野菜にするなどの工夫をする事で、結果を出せているようですね。
まとめ
焼酎は蒸留酒であるため、糖質ゼロと言う特徴を持ちます。含まれているカロリーも割って飲む事を前提に考えると、特段高いと言う訳ではありません。
芋焼酎や麦焼酎を初めとして様々な風味があり、飽きにくい事、プリン体ゼロで健康に良い事などもメリットです。ダイエット中に焼酎を飲む場合、割り材のカロリーが気にならない水割りやお湯割りをお勧めします。
アルコール度数の低い焼酎はカロリーも低いので、選ぶ際は気を付けると良いでしょう。おつまみに関しても、低カロリー・低糖質の物を選ぶ事がダイエット成功の鍵です。
焼酎にはダイエット効果のある成分が含まれている訳ではないので、あくまで補助的な存在と考えましょう。また、糖質ゼロと言っても飲み過ぎは禁物です。
健康面への影響も考えると、1日1~2杯程度に抑える事が重要となります。焼酎を飲んで痩せた人の口コミも参考にすると良いでしょう。
この記事を書いた人
- 経歴
2012年 日本ボクシングコミッション(JBC)プロライセンス取得
ボクシング歴 17年
大手スポーツクラブにて約8年間勤務プロボクサー時代の経験と大手スポーツクラブでの経験を活かし、ダイエットの為の食事指導や筋力トレーニングの他、ボディメイク、コンディショニングなどを行う。