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トレーニングベルトを使って安全に筋トレ!腰を守って効率も良くなる

筋トレ
公開日/2019/06/14 更新日/2023/09/19

筋トレのベルト

ジムに行くと、腰にベルトを巻いてトレーニングしている人を見かけます。重そうなダンベルを扱っている人がほとんどで、上級者が巻くものだと思っている人も多いですね。

あのベルトはトレーニングベルトと呼ばれるもので、上級者だけではなく初級者や女性にとっても効果がある筋トレ器具です。メリットを知ればきっと使いたくなりますよ。

この記事ではトレーニングベルトを使うメリットや使い方、選び方などを解説します。トレーニングベルトが気になっている人は参考にしてください。

筋トレに使うトレーニングベルトとは何か?

トレーニングベルトはパワーベルトやウエイトリフティングベルトと呼ばれる事もあり、筋トレをサポートしてくれる器具の中でも代表的なものです。

主に高重量を扱うトレーニングで使われるもので、腰をサポートすると共に、体幹周りを固定して発揮出来る力を大きくしてくれます。

つまり、ケガの予防とトレーニングの効率化に役立つ便利なアイテムなのです。一度使い始めるとトレーニングベルトなしでは筋トレがはかどらないと感じる人も多いです。

トレーニングベルトは「いかにも上級者」な雰囲気を出すため、初心者には敬遠されがちなアイテム。しかし、ケガ予防の効果を考えると本当は初心者にも使ってほしいものです。

トレーニングベルトを使う場面

トレーニングベルトは全ての筋トレで使うものではありません。主にバーベルスクワットやデッドリフトなど、高重量を扱うフリーウエイトの際に装着します。

この2つはフリーウエイトの中でも腰に掛かる負担が特に大きい種目で、フォームの崩れなどちょっとした事で腰を痛めやすいのです。トレーニングベルトを使う事で、ケガのリスクを大幅に減らす事が出来ますよ。

最近ではダンベルなどを使った軽い筋トレでも役立つフィットネスベルトなどもあります。ガッチリしたベルトを使うのに抵抗がある人は、まずは軽めのベルトからスタートするのもいいですね。

安全にトレーニング出来て女性にもおすすめ

トレーニングベルトは男性が主に使っていましたが、最近では女性の愛用者も増えています。

女性の筋トレ人口が増える中で、徐々にスクワットやデッドリフトなど本格的なフリーウエイトに取り組む女性も増えてきているのがその理由。トレーニングベルトで腰を守る事で女性も安全に筋トレに取り組めます。

一昔前まではトレーニングベルトと言えば、黒か茶色の武骨なデザインでした。最近では女性向けにカラーやデザインを工夫したトレーニングベルトも販売されていますよ。

トレーニングベルトを筋トレに使うメリット

トレーニングベルトを筋トレに使うメリット

トレーニングベルトを使うと腹圧が上がります。腹圧とは、読んで字の通りお腹の内部の圧力の事。息を吸った時にはお腹がふくらんで固くなっていますよね。それは腹圧が高くなった状態です。

筋トレをする時には、腹圧を高くして体幹周辺に力が入りやすくするのがケガ予防と効果のアップのために大切。

トレーニングベルトを使えば、お腹を抑え込む効果で腹圧が掛かりやすくなり、安全に筋トレに取り組めます。特に高重量の筋トレを行う時はケガのリスクも格段に高くなるので、多くのトレーニーがトレーニングベルトを使うのです。

トレーニングベルトのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

腰のケガを予防して安全に筋トレを継続出来る

トレーニングベルトを使う第一のメリットが腰のケガを予防出来る事です。

ベンチプレスと合わせて筋トレBIG3と呼ばれ、多くのトレーニーが行っているスクワットとデッドリフトは腰への負担がとても大きい種目です。

扱う重量が大きい上に、スクワットなら腰を屈める動作、デッドリフトだと引き上げる動作があり、常にケガのリスクと隣り合わせと言えるでしょう。事実、デッドリフトでぎっくり腰になったという人は多いですね。

恐ろしい腰のケガを予防するためには、第一にフォームを固めるのが大切。背中を曲げない事など、フォームを意識する事で多くのケガは防げます。

しかし、筋力のアップにより扱う重量が重くなると、フォームを固めてもケガを防げない場面も出てくるのが現実。そんな時はトレーニングベルトを使って腹圧を高める事で腰を守りましょう。

安定して高いレベルの筋トレが出来る

トレーニングベルトはケガの予防に役立つ以外に、発揮出来る筋力が大きくなりトレーニングを効率的に進められる効果もあります。

腹圧が高くなる事で体幹付近の筋力が高まる上に、体幹のブレがなくなるので筋力を最大限発揮する事に繋がります。

1セットあたりの回数が増えたり、セットの終盤になっても集中力を保ってトレーニング出来るようになったりするので、トレーニングの質が上がるのは嬉しいですね。

筋トレに慣れてきて、質の高いトレーニングをしていきたいと感じている人にもトレーニングベルトは強い味方になりますよ。

トレーニングベルトを巻くと気持ちが上がる

トレーニングベルトには筋トレを物理的にサポートするだけではなく、精神的に支えてくれる側面もあります。トレーニングベルトを巻くと、お腹がギュッと締められると同時にモチベーションが上がると感じる人が多いのです。

高重量のトレーニングは肉体的にも精神的にも負荷が高いのです。トレーニングベルトを巻く事で気持ちを高めてから臨むと、自分に負けずに最後までやりきる事が出来るでしょう。

トレーニングベルトの巻き方

トレーニングベルトの巻き方は難しくありません。通常のベルトと同じように、腰の上、おへそ付近に巻きましょう。

ただし、ゆるく巻いてはトレーニングベルトの意味がないのです。ちょっと苦しく感じるくらいにきつく巻くのがポイント。

きつく巻く事でお腹を圧迫して腹圧を高めるのが目的です。息を吸った時にお腹が少し苦しく感じるくらいが良いですね。トレーニング中にずっと巻いていると苦しいので、セット間は外す人も多いと言えます。

トレーニングベルトを使うべき筋トレは?

トレーニングベルトを使うべき筋トレ

トレーニングベルトは、基本的には高重量を扱うトレーニングで使用します。その中でもバーベルを持ち上げる動作やかがむ動作があり、腰に負荷が掛かるものが対象になります。

筋力に対して重量がとても軽い場合や、腕や胸など特定の部位のみを鍛えるマシントレーニングではトレーニングベルトは必要ありません。

マシンを使ったトレーニングでは体の動きが制限されて、腰に負担が掛かる事も少ないのでトレーニングベルトが役立つシチュエーションは少ないと言えます。

どんな筋トレでトレーニングベルトが必要か詳しく見ていきましょう。

腰に負担の掛かる筋トレで主に使う

トレーニングベルトを使う代表的なトレーニングはスクワットとデッドリフトです。どちらも腰に大きな負担が掛かり、油断するとぎっくり腰や慢性的な腰痛を引き起こすリスクがあります。

フォームが固まっていない初心者だけではなく、この2種目では高重量を扱えるため、上級者でもトレーニングベルトを使って安全にトレーニングを進める事が肝心です。

スクワットで腰に掛かる負担を減らす

自重で行うスクワットの場合には、腰に掛かる負担はそれほど大きくないのでトレーニングベルトは不要です。

バーベルスクワットに移行した時には、軽い重量でも自重とは負荷が段違いなのでトレーニングベルトを使うのがおすすめですよ。

自分で腹圧を掛けながらスクワットが出来る人は良いのですが、負荷が高くなると余裕がなくなって体幹がゆるみがち。筋トレに集中するためにもトレーニングベルトを装着しましょう。

デッドリフトで腰を痛めるのを防ぐ

腰を痛めるリスクでは、スクワットを凌駕するデッドリフト。しかも、スクワットに比べてフォームが難しい種目です。

フォームを習得出来ていない状態でも、デッドリフトはある程度の重量を扱える種目のため、ケガのリスクは数あるフリーウエイト種目の中でも高いと言えるでしょう。

だからこそ、デッドリフトをやる際にはトレーニングベルトが必須になります。よほど腰に不安がないか、フォームや扱う重量を上手に調整出来る人以外はトレーニングベルトを装着すると安心です。

トレーニングベルトの選び方

トレーニングベルトの選び方

トレーニングベルトは3つのポイントに注目して選ぶと自分に合ったものを選べます。合わないトレーニングベルトを使うと筋トレの効果が薄まるだけではなく、ケガのリスクも大きくなりますから気を付けてください。

行う筋トレの強度や目的を明確にして自分に合ったトレーニングベルトを選んでいきましょう。

素材によって性能が違うのでこだわろう

トレーニングベルトには主に2つの素材があります。定番のレザータイプと、女性にもおすすめのネオプレンタイプです。

レザータイプはマッチョな男性も愛用するトレーニングベルトで、素材が硬めでしっかり腰を守ってくれます。腹圧が掛かりやすいので、高重量を扱う場合にはレザータイプの方が良いでしょう。

ただし、慣れるまでは扱い辛いデメリットもあります。

ネオプレンタイプは主にナイロンを使ったトレーニングベルトです。柔らかくて初心者でも扱いやすいのがメリット。レザータイプに比べると高重量を扱うのには向いていませんが、初級・中級の女性であればネオプレンタイプの方が使いやすいでしょう。

扱う重量によって形状を考える

形状は主に2タイプあります。背中面が太くなっていて前面は細くなるタイプと、全体が太いタイプです。

全体が太いタイプは高重量を扱うのには適しているものの、かさばるので持ち運びが大変。扱う重量がそれほど大きくないのであれば、前面は細いタイプで十分でしょう。

自分好みのバックルを選ぶと使いやすい

最後にバックルにも注目してみましょう。

バックルは普段着のベルトと同じ穴にピンを入れるタイプと、レバータイプ、マジックテープタイプがあります。それぞれメリットとデメリットがあるので、好みに合わせて選んでください。

穴にピンを入れるタイプは、普段から慣れているので扱いやすい反面、穴の位置が決まっていて微調整が出来ないのがデメリットです。

レバータイプはアクションレバーで簡単に着脱出来るのがメリット。デメリットは多少重い事です。

マジックテープタイプはなんと言っても簡単に扱えるのがメリットですが、高重量を扱う場合には不安があるのがデメリットです。

まとめ

筋トレとベルトまとめ

筋トレを始めてしばらくすると、より強度の高いトレーニングに興味が出てくる人もいます。マシンだけでは飽き足らず、スクワットやデッドリフトをやりたくなったらトレーニングベルトの購入を考える時ですね。

自重トレーニングやマシンに比べて大きな負荷が腰に掛かるので、対策なしで取り組むのはちょっと危険。自分に合ったトレーニングベルトを使えば腰痛のリスクを減らせる上に、腹圧を高めて筋力も十分に発揮出来ます。

最近ではマッチョの男性が付けている黒や茶色のレザータイプだけではなく、女性向けのトレーニングベルトも販売されていますよ。その他、形状が違うもの、レバータイプ・マジックテープタイプがあります。

自分に合ったトレーニングベルトを選んで、腰をしっかり保護しながら安全に筋トレを進めていきましょう。

この記事を書いた人

山田 拓弥
経歴
2012年 日本ボクシングコミッション(JBC)プロライセンス取得
ボクシング歴 17年
大手スポーツクラブにて約8年間勤務

プロボクサー時代の経験と大手スポーツクラブでの経験を活かし、ダイエットの為の食事指導や筋力トレーニングの他、ボディメイク、コンディショニングなどを行う。

パーソナルジム経営開業ノウハウ
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