ダイエット中の日本酒の効果・効能を解説!本当に太るの?

ダイエット中の食生活では料理だけでなく、飲み物についても考える必要があります。アルコール好きの方の場合、ダイエット中に日本酒を飲んで良いのか気になっているかもしれません。
日本酒はカロリーが高くダイエットに向かない、というイメージが先行している方も多いでしょう。しかし、日本酒についての正しい知識を理解すれば、ダイエットに活用する事も不可能ではありません。
ダイエット中に日本酒を飲む事で太る事はあるのか、という点について成分や効能の面からチェックしていきましょう。
糖質制限ダイエット中の日本酒は太りやすい?
日本酒は知っての通り、お米を主な材料にして作られるお酒です。そのため、白米などの炭水化物の摂取量を減らす糖質制限ダイエット中に飲むのは止めた方が良いようにも思えます。
しかし、漠然とした知識しか持っていない状態で飲まないと決めるのは時期尚早です。飲み続けるにしろ、飲む事を控えるにしろ、日本酒に関してきちんと把握してからの方が納得感は増します。
日本酒のカロリーや糖質と、太りやすいと言われる原因について見て行きましょう。
日本酒のカロリー
日本酒100gに含まれるカロリーは、以下のような数値になっています。
種類 | カロリー |
---|---|
純米酒 | 103kcal |
本醸造酒 | 107kcal |
吟醸酒 | 104kcal |
純米吟醸酒 | 103kcal |
異なる種類の日本酒を比較してみても、それほど大きな違いはありません。アルコール度数や銘柄によっても多少の差はありますが、大幅に数値が変わる事はないようです。
ビールが100gあたり40kcal、ワインは100gあたり73kcalなので、お酒の中ではカロリーが高めという認識は間違ってはいません。ダイエットに向いていないと多くの方が考える理由がここにあります。
参考URL:https://fooddb.mext.go.jp/
日本酒とビールに含まれる糖質の比較
炭水化物の量は、糖質制限ダイエットをする上で特に気になるポイントと言えます。以下の表は、日本酒100g中に含まれる糖質をビールやワインと比較した物です。
種類 | 糖質 |
---|---|
純米酒 | 3.6g |
本醸造酒 | 4.5g |
吟醸酒 | 3.6g |
純米吟醸酒 | 4.1g |
ビール | 3.1g |
ワイン | 1.5g |
本醸造酒や純米吟醸酒と比べて、純米酒や吟醸酒は糖質が少なくなっています。しかし、いずれの日本酒もビールやワインと比べると糖質が多めです。
お酒の種類によって一度に飲む量が異なるため一概には言えませんが、飲み過ぎに注意する必要がある事は確かでしょう。また、甘口・辛口などの違いによっても日本酒に含まれる糖質は変わります。
ただし、甘く感じる日本酒が必ずしも糖質の多い物と言う訳ではないので、気を付けてください。
参考URL:https://fooddb.mext.go.jp/
エンプティカロリーなので糖質や脂質を吸収しやすくなる
日本酒のカロリーはエンプティカロリーと呼ばれる物で、エネルギーとして消費されやすいと言う性質を持ちます。そのため、日本酒単体で考えれば太りにくい食品と考える事も可能です。
しかし、日本酒のカロリーが優先して消費されるという事は、飲んだ後に摂取した糖質や脂質が身体に吸収されやすくなるという事も意味しています。日本酒と一緒に料理を楽しむ場合、脂肪が付きやすくなってしまうと言う事です。
アルコールには食欲増進の働きがあるため、ダイエット中に日本酒を飲む際は一緒に食べる物にも気を遣う必要があります。
おつまみを食べ過ぎてしまう事も太る原因
おつまみを食べ過ぎてしまう事も太る原因となりえます。日本酒は多種多様なおつまみと相性が良く、油断していると食べ過ぎてしまう物です。
日本酒を飲む量を控えたとしても、食べるおつまみの量が増えてしまっては意味がありません。摂取するカロリー・糖質の総量が増えて、ダイエットに失敗するリクスが高まってしまいます。
特にお酒が進んでいくと、おつまみをどれだけ食べたかを把握する事が難しくなりますし、気が緩んで食べ過ぎてしまいがちです。つまり、ダイエット中に日本酒を飲む場合は、おつまみの種類や量にも注意する必要があります。
ダイエットに役立つ日本酒の成分

ここまで主に日本酒が太りやすいとされる理由をチェックしてきましたが、日本酒がダイエットに向いていないという訳ではありません。日本酒に含まれる成分の中には、ダイエットに役立つ働きをしてくれる物もあります。
飲み過ぎは勿論厳禁ですが、日本酒の成分に期待出来る働きを理解した上で飲めば、効率的なダイエットに活用する事も出来るでしょう。日本酒の成分の中でダイエットに役立つとされている物としては、以下のような成分が挙げられます。
ビタミンB6
日本酒に含まれるビタミンB6は、筋肉や血液を作る際に役立つ栄養成分です。たんぱく質からエネルギーを作る際にも必要となる成分なので、糖質制限ダイエットでたんぱく質を多めに摂っている場合には、より多くの量を摂取すべき栄養素でもあります。
また、皮膚や粘膜を健やかな状態に保つ役割も期待出来るため、ダイエット中には意識して摂りたい成分です。ビタミンB6は水溶性ビタミンなので、過剰に摂取した場合は体外に排出されます。
そのため、ビタミンB6を多く含む食品と一緒に日本酒を飲んだとしても問題はありません。
アミノ酸
たんぱく質は20種類のアミノ酸によって構成されています。そのため、アミノ酸の摂取は成長や健康を保つ上で重要な意味を持つ行為です。
ダイエット中に筋肉量を増やして代謝を上げようとしているなら、意識的に摂りたい成分と言えます。また、アミノ酸には脂肪をエネルギーに変える手助けをしてくれます。
有酸素運動などをして脂肪燃焼を目指す場合、アミノ酸を摂取しておくと効率的なダイエットが出来るでしょう。運動する習慣を付けておけば、日本酒に含まれるアミノ酸を有効活用出来るという訳です。
カリウム
ダイエット中に気になる点に脚などのむくみを挙げる人は多いでしょう。同じような体重であっても、むくんでいると太い印象を与えてしまいがちです。
日本酒に含まれるカリウムには、むくみを防ぐ働きが期待出来ます。何故なら、カリウムは尿の排出を促す利尿作用が期待出来る成分だからです。
身体の中の水分を体外に排出する助けとなるため、水が溜まる事を防ぎやすくなります。また、水分を溜まりやすくするナトリウムも一緒に排出されるので、溜まった水でむくむ事を避けやすくなります。
カルシウム
カルシウムに期待出来る働きは、骨を健康に保つ事だけではありません。詳細なメカニズムはまだ判明していないものの、脂肪の吸収を抑制する効果がある事が知られています。
つまり、カルシウムはダイエットにも役立つ栄養素だという事です。牛乳などと比べると量は少ないのですが、日本酒にもカルシウムは含まれています。
カルシウムには筋肉の運動や生命の維持にも関わっている大切な成分なので、お酒を楽しみながら摂取出来るのは嬉しい所です。
マグネシウム
日本酒に含まれるマグネシウムは、血液や筋肉、骨など様々な部分に関わっている栄養成分です。身体の中の多くの種類の酵素の働きを助ける事が知られており、代謝において重要な役割を果たしています。
また、神経の機能や筋肉の収縮にも関わりがあるので、代謝全体に大きな影響を与える栄養素。代謝を上げる事は脂肪を燃焼しやすい身体作りに繋がるため、ダイエットをする際に代謝を意識する事は大切です。
つまり、マグネシウムの摂取もまた大切だと言う事になります。
ダイエット中の日本酒に期待できる効果・効能

日本酒には様々な栄養成分が含まれるため、ダイエットに役立つ効果・効能が期待出来ます。飲み方によっては太りやすくなってしまう日本酒ですが、効果・効能を上手く活用すれば飲む事をメリットに変える事も出来るでしょう。
日本酒に含まれる成分の説明と重なる部分はありますが、具体的にどんな効果・効能があるかを知っておく事は大切です。自分自身のダイエットの状況に合わせた飲み方をする事も出来るでしょう。
ダイエット中に日本酒を飲む事で期待出来る効果・効能は以下の通りです。
脂質の代謝を促進する
日本酒には脂質の代謝を促進する効果が期待出来ます。脂質は三大栄養素の1つであり、重要なエネルギー源となる栄養成分です。
しかし、ダイエットと言う観点で見ると、過剰摂取によって血液に含まれる中性脂肪・コレステロールの増加と言った問題にも繋がる恐れがあります。肥満を防ぐため、ダイエット中は脂質を減らした食生活を意識している方も多いでしょう。
そのため、脂質の代謝を促進すると言う日本酒の働きはダイエットに役立ちます。
筋肉量を増やして基礎代謝を上げる助けになる
ダイエットを成功させるために重要な事は、摂取するカロリーや糖質を抑える事だけではありません。食生活やトレーニングを通じて筋肉量を増やす事も重要なポイントとなります。
基礎代謝によって日常的に消費するエネルギーが増えれば、それだけダイエットに成功する確率は高まります。筋肉は増えれば増えるほど基礎代謝量も増えていくため、より痩せやすい状態を目指す事が可能です。
日本酒にはたんぱく質を構成するアミノ酸が含まれているため、筋肉量を増やしたい時にも役立ちます。
内臓の働きを活発にする
基礎代謝量を増やす方法は、筋肉量を増やす事だけではありません。内臓の働きを活発にするなど、身体全体の代謝を上げるという方法もあります。
既に解説した通り基礎代謝量が多ければ、ダイエット中それだけ効率的にエネルギーを消費する事が可能です。運動している時は勿論、じっとしている時でも脂肪の燃焼が期待出来ます。
日本酒に含まれるマグネシウムは代謝に大きな影響を与える成分です。飲み過ぎによる肝臓などの負担に注意する必要はありますが、日本酒は身体全体の代謝アップにも貢献してくれます。
ダイエット中にお勧めの日本酒の飲み方

日本酒には太りやすいとされる理由もあれば、ダイエットに役立つ効果・効能もあります。そのため、ダイエット中に日本酒を活用したいなら飲み方を工夫する事が大切です。
同じ銘柄の日本酒を飲むとしても、飲み方違い1つでダイエットに成功出来るかどうかは変わってきます。注意しておくべき飲み方のコツを把握しておけば、ダイエットしながら日本酒を楽しむ事も出来るでしょう。
ダイエット中にお勧めの日本酒の飲み方は以下の通りです。
冷酒ではなく熱燗で飲む
冷酒ではなく熱燗で飲む事は、ダイエット中の日本酒の飲み方としておすすめです。熱燗で飲む事で身体を温める事が出来るため、代謝量をアップする事に貢献してくれます。
日本酒の効果・効能で説明した通り、身体全体の代謝を上げる事はダイエットを成功させるために重要なポイント。また、熱燗は冷酒と比べると飲みやすくないので、飲み過ぎを防ぎやすい飲み方です。
摂取するカロリー・糖質の総量を減らすという意味でも熱燗はお勧めの飲み方と言えます。
飲み過ぎないようにゆっくり楽しむ
ダイエット中に日本酒を飲む上で最も気を付けたい事は、飲み過ぎない事です。糖質の多いお酒である事は間違いないので、いくらダイエットに役立つと言っても飲み過ぎると太る結果になってしまいます。
飲み過ぎは食欲を増進させて食べ過ぎを招く事にもなりますし、ダイエットに対する冷静な判断力も失われがちです。もちろん、飲み過ぎは健康にも悪影響を及ぼします。
早いペースでがんがん日本酒を飲むのではなく、お猪口などでゆっくりと楽しむ飲み方がお勧めです。
糖質の低いおつまみを選ぶ
ダイエット中に日本酒を飲むなら、おつまみの種類にもこだわる事をお勧めします。日本酒自体に糖質が含まれている事やエンプティカロリーである事を考えると、おつまみ次第では太る原因になる事もあるからです。
カロリーや糖質の低いおつまみを選べば、日本酒と合わせて摂取するカロリー・糖質の総量を減らす事が出来ます。お勧め出来る日本酒のアテの例としては、魚のお刺身やもやしのナムル、きのこ料理などが挙げられるでしょう。
また、筋肉量増加のためにたんぱく質の摂取を考えているなら、脂を取り除いたステーキや鶏胸肉なども選択肢に入ります。
寝酒は避ける
寝る前の時間帯の飲酒、所謂寝酒は避けておいた方が無難です。日中と比べて寝る前の時間帯は、消費されるエネルギーが少なくなります。
眠る前に体温が下がるのは、消費エネルギーの減少を示す兆候の1つです。つまり、寝酒をすると日本酒のカロリーが消費しきれず、体内で吸収されてしまう可能性が高まるのです。
いくら日本酒のカロリーが優先して消費されるとしても、消費先そのものがなければ意味がありません。ダイエット中は寝る前に日本酒を飲まないように心がけてください。
糖質ゼロのノンアルコール日本酒を飲む
糖質ゼロのノンアルコール日本酒を飲む事もダイエット中にお勧めの選択肢です。ビールなどと比べると商品数は少ないですが、ノンアルコール日本酒も販売されています。
糖質ゼロ・カロリーゼロの商品を選べば、太る心配をせずに飲む事が可能です。アルコールが含まれていないので、あくまでも日本酒風の雰囲気を楽しむだけですが、ついつい飲み過ぎてしま人にとっては便利な存在と言えます。
また、肝臓を休ませたい場合にも、ノンアルコール日本酒は役立ってくれるでしょう。
まとめ

日本酒に含まれるカロリーは、ビールやワインと比べると高めです。また、飲んだ後に摂取した糖質・脂質を吸収しやすくなる、おつまみを食べ過ぎてしまうなどの理由で太る原因となる事もあります。
しかし、日本酒はビタミンB6・アミノ酸・マグネシウムなど、ダイエットに役立つ成分も含まれている食品です。脂質の代謝促進や筋肉量の増加、内臓の働きを活発にするなど、様々な効果・効能が期待出来ます。
ただし、日本酒をダイエットに活用するなら飲み方に工夫する事が大切です。熱燗で飲む・ゆっくり楽しむ・糖質の低いおつまみを食べる・寝酒を避けるなどの点に気を付ければ、ダイエット中でも日本酒を楽しむ事が出来ます。
また、糖質が含まれないノンアルコール日本酒を飲む事も選択肢の1つです。ダイエット中に基本的には日本酒はNGですが、ストレス緩和などに嗜むのは良いでしょう。
この記事を書いた人
- 経歴
2012年 日本ボクシングコミッション(JBC)プロライセンス取得
ボクシング歴 17年
大手スポーツクラブにて約8年間勤務プロボクサー時代の経験と大手スポーツクラブでの経験を活かして、ダイエットの為の食事指導や筋力トレーニングの他、ボディメイク、コンディショニングなどを行う。