サポーターでケガなく筋トレを継続しよう!関節を守って安全に
筋トレで負荷が掛かるのは筋肉だけではありません。肘や膝、腰などの関節にも常に負荷が掛かり続けます。
筋肉は負荷を掛けると超回復して強くなる一方、関節はすぐには強くならないのでケガのリスクは高まるばかり。元々不安を抱えているパーツはなおさら危険です。
リスクにさらされる関節を筋トレの負荷から守るためにはサポーターがおすすめです。自分の関節の状態に合わせてピッタリのサポーターを選べば、ケガを予防して筋トレを継続出来ますよ。
この記事ではサポーターが必要な部位やサポーターのメリット、選び方を詳しく解説します。筋トレをやっていて関節に不安を感じている人は参考にしてください。
この記事の目次
筋トレの成果アップにサポーターが役立つ理由!
筋トレで成果を出すのに最も大事なのは「継続」です。筋トレは1日頑張っても成果は出ないので、とにかく続ける事が第一なのです。
筋トレの継続を阻むものは、やる気の減少や忙しさなど様々ですが、致命的なのが関節のケガ。一度関節を痛めてしまうと、それまでと同じように筋トレが出来なくなります。
そこで使って欲しいのがサポーターです。不安を感じている場所をサポーターで保護しながら筋トレすれば、安全に続けていく事が出来ます。過去にケガをした部位にサポーターを付けて、再びケガをするリスクを減らす使い方も可能です。
正しいやり方で継続出来れば必ず成果が出るのが筋トレ。サポーターでケガを予防して、筋トレの成果をアップさせましょう。メリットや選び方を知って、上手にサポーターを使ってくださいね。
筋トレにサポーターを使うメリット・デメリットを徹底解説
筋トレは体に普段の生活では経験しない負荷を掛けていく運動なので、不安なパーツはサポーターで保護するのが肝心。サポーターにはどんなメリットとデメリットがあるのか見ていきましょう。
メリットは関節を保護して安全に筋トレ出来る事
筋肉は筋トレによって受けたダメージを修復する過程で超回復によって強くなりますが、関節は同じスピードで強くはなりません。そのため、扱う重量が高くなるほど関節のケガをするリスクは大きくなるのです。
サポーターで関節を保護する事で、強度が高くなっても安全に筋トレが出来て痛みに悩まされる事が少なくなりますよ。集中して筋トレ出来るので効果も高くなります。
関節を守って安全な筋トレを実現出来る事がサポーターを使うメリットです。過去にケガをして不安を抱える人も、サポーターを使えば安心感を得られます。
サポーターによって筋肉が上手に使えなくなるデメリットも
関節を守って安全に筋トレを進められるサポーターですが、デメリットもあります。サポーターで人工的に保護する事によって、パーツごとに本来持っている力が発揮出来ない可能性があるのです。
例えば腰をサポーターで保護する事によって、筋トレによって強化されるはずだった体幹や腰回りの筋肉を使わなくなるので、成長しないと主張する人も少なくありません。
自分の関節の状態や扱う重量を考えながら、不安のないパーツにはサポーターを使わずに、筋力を高めてケガを予防する方法を取る事も検討しましょう。
盲目的にサポーターを使うのではなく、自分に必要かどうかを見極める目が必要です。あくまで筋トレを「サポート」してくれる道具です。サポーターに依存する事なく自分の筋力を高めていく視点も忘れない事が大切ですね。
筋トレに使うサポーターの選び方
筋トレでサポーターを使う時には、自分の状態やニーズに合ったものを使うのが何より大切です。他の人が使いやすいものでも、自分には全く合わない事もありますよ。
一口にサポーターと言っても、目的の違う様々な種類が販売されていて、筋トレにどれを使ったらいいか迷う人も多いでしょう。サポート力や使い心地もバリエーション豊かで選ぶのが大変です。
サポーターを購入する時に注目すべきポイントを解説するので、自分に合ったサポーターの選び方の参考にしてください。
痛みが出る部位や不安な部位に使おう
肘や腰、膝など体の様々なパーツに使うサポーターがありますが、全ての部位に使う必要はありません。
痛みを感じていてサポートが必要な部位を中心に使いましょう。また、現在痛みがなくても不安に感じる場所や、トレーニングの性質上サポートが必要なパーツを守るのがポイントです。
例えば、ベンチプレスを中心にやるなら肘をサポートするのが大事になりますし、スクワットが中心なら負荷が集まる膝をサポートしていきましょう。
自分に必要なサポート力を明確にしよう
サポーターは目的に応じて様々なタイプが販売されています。ドラッグストアで購入出来るような日常生活用のサポーターとスポーツ用のサポーターでは目的が当然違うのです。
スポーツ用の中でも種目やケガの状態によって細かく種類が分かれるので、自分に合ったものを選べるかどうかがカギになります。
筋トレに使う場合、扱う重量が大きくなればなるほど、サポート力も強力なものが必要になるでしょう。サポート力の高いものはがっちりと固定する事になり使いにくいものが多いため、使いやすさとサポート力を考慮してバランスの良いサポーターを選ぶのがポイントです。
軽めの重量でのトレーニングが多い女性なら、サポート力は軽めでサッと装着出来るものを選ぶといいですね。汚れた時にすぐに洗濯出来るかどうかも使いやすさを左右します。
もちろん、軽めのトレーニングが中心でもケガのリハビリ中にサポーターを付ける場合には、関節をしっかり固定してくれるものを選びましょう。
筋トレ中の使いやすさも考えて選ぶのがポイント
基本的にサポート力が高くなるにつれて、関節の可動域を狭めてガッチリと固定するので動きにくくなります。それが安心感に繋がるのですが、筋トレ中のストレスが増えるのも考えものです。
サポート力は高ければ良いというものではありません。自分に必要なサポート力があるならば十分で、オーバースペックなものは不要です。動きやすさを重視しましょう。
サポーターはたまに使うものではなく、日常的に使うもの。毎回付けてもストレスにならない、自分が愛着を持てるサポーターを使うのも大切です。
分からない事は詳しい人に聞いて解決
サポーターは自分に合ったものを使うのがポイントと言っても、実際どんなものを使ったら良いか分からない人も多いでしょう。
そんな時は恥ずかしがらずに詳しい人に聞きましょう。ケガによって病院に通っているなら医師に聞くのがおすすめ。他にもジムのスタッフやスポーツショップの店員など、知識を持っていそうな人に聞くと有効なアドバイスをもらえる事が多いのです。
サポーターは筋トレの負荷から関節を守ってくれる大事なアイテムだからこそ、慎重に購入したい所。
サポーターで筋トレの負荷から守るべきパーツ
筋トレの種類によって負荷が掛かる関節は変わってきます。痛みのある所や不安を感じるパーツを最優先で保護していくのがポイントですが、メインで行う筋トレの種類によっても使うべきサポーターが変わってくるのです。
種目ごとに保護すべきパーツを解説するので、自分が使うサポーターを決める際の参考にしてください。
プレス系の種目をやるなら肘・手首を守ろう
ベンチプレスで高重量を扱う人は肘を痛めやすいのです。他にも、ダンベルプレスなど押す動作は肘に掛かる負担が大きくなるので、肘をサポートしてくれるエルボースリーブを使うのがおすすめ。
プッシュ系の筋トレ以外にも、ダンベルや懸垂など上半身を鍛える筋トレの多くは肘に負担を掛ける事になるので、普段からエルボースリーブを使っておくと安心です。
腕を通して付けるだけのエルボースリーブは簡単に着脱出来て使いやすく、軽い重量での筋トレが多い場合におすすめです。
ケガをしている人や高重量を扱う人で肘に不安を感じているようなら、マジックテープでとめるタイプのよりサポート力が高いものと比較して選びましょう。
その他、手首の保護として、リストラップがおすすめです。手首に巻いて使用するアイテムで、手首の怪我のリスクを減らしてくれます。また、バーが安定して、ベンチプレイスが扱いやすくなるというメリットもあります。
高重量のスクワットなら膝を保護
下半身筋トレの代表格、スクワットを中心にやっている人は膝が気になりますよね。
特に自重のスクワットではなく、バーベルスクワットを取り入れている場合には、ちょっとしたフォームの崩れで膝に負担が掛かって痛みが出る事もあります。
ニースリーブを使うと、膝の関節が安定して痛みや違和感を和らげる事が出来ます。膝の安定感が増す事でスクワットをやりやすくなる効果もあるので、一度試してみると良いでしょう。
膝を痛めると歩くのが大変になり日常生活にも支障が出るので、違和感があるならニースリーブを使ってみるのがおすすめです。
腰に不安があるならサポーターが威力を発揮
スクワットやデッドリフトなど高重量を扱う筋トレは腰に掛かる負担が大きく、上級者でも腰を痛めている人は多いのです。腰は一度痛めるとなかなか治らないので、調子が悪いなと感じたらサポーターで保護しましょう。
筋トレで使う腰のサポーターは主に2種類あります。
1つは、スクワットやデッドリフトで自分の体重を超えるような高重量を扱う人がよく使うトレーニングベルトです。
お腹を強力に圧迫する事で、腹圧を高めて腰への負担を減らします。圧迫感がかなり強いのでスクワットやデッドリフトなどをやる時だけ装着して、セットの間は外しておく人もいるくらいです。
軽い重量がメインだけど腰に不安を感じている人におすすめなのが、ドラッグストアなどでも手に入る腰用サポーター。
トレーニングベルトと同じく腹圧を高めて椎間板への負荷を軽減しますが、装着感が柔らかく、トレーニング中に毎回外す必要もありません。腰の動きを制限して痛みを和らげてくれるので、トレーニングに集中出来る効果もあります。
腰の痛みがあるとトレーニングに集中出来なくなるので、自分の状態に合わせてサポーターを使ってください。
まとめ
関節に痛みを感じていると、筋トレで悪化させるのが怖くてトレーニングに集中出来ません。サポーターで保護しながら筋トレする事で、集中力が増して成果も大きくなりますよ。
もちろん、痛みが強い時には安静にするのが基本です。しかし、多少の違和感であれば、サポーターによって安心して筋トレに取り組める人も多いのです。
サポーターは自分の状態や体に合ったものを使用するのが最優先。自分の状態を考慮しながら情報をしっかり集めて、使いやすくてサポート力も十分なものを選びましょう。ピッタリなサポーターを使えば、筋トレを無理なく継続出来ますね。
この記事を書いた人
- 経歴
2012年 日本ボクシングコミッション(JBC)プロライセンス取得
ボクシング歴 17年
大手スポーツクラブにて約8年間勤務プロボクサー時代の経験と大手スポーツクラブでの経験を活かし、ダイエットの為の食事指導や筋力トレーニングの他、ボディメイク、コンディショニングなどを行う。